過大評価によるプレッシャーを克服するための3ステップ!
仕事で思っていたより大きな仕事をまかされてしまった時など、
「過大評価をされたこと」
「責任のプレッシャーが重い」
といったことが原因でストレスを感じることがあります。
この記事では 、過大評価された場合の対処法を3ステップで紹介していきます。
仕事で過大評価をされた時。こんなシーンを想像してみましょう。
たとえば、こんな時。
あなたはいままでのんびりとあなたのペースで仕事をしてきました。
ところがある日上司から
「君はとても頑張り屋さんだから新しいプロジェクトを任せたいと思うんだ。やってくれるよね?」
と予想もしていなかった大きな仕事を任されました。
あなたはいままでご自身のことを頑張り屋さんだと思ったこともありません。
「ちょっと待って?私って頑張り屋さんなの?」
「それともこれは頑張れよ、という意味なの?」
とあなたは戸惑いを感じています。
過大評価をうけた時に大事なのはご自身がどうしたいのかというお気持ちです。
こんな時は、
「頑張ってこのプロジェクトをやってほしい」
というお相手の気持ちはとりあえず保留にしておいて、次の3つのステップでご自身の気持ちをしっかりみつめてみましょう。
お相手の期待やお相手に求められていることに注目してしまうと、ご自身の気持ちが冷静にみれなくなってしまいます。まずはお相手のお気持ちは視野にいれないで考えてみましょう。
ご自身のお気持ちがはっきり見えた時点で、お相手のお気持ちとのバランスをとることができます。
STEP1:過大評価をうけたご自身の第一印象
「過大評価されている」と感じるということは、あなたに対するお相手の評価が、あなたご自身のそれよりも高いと感じられたということです。
あなたが感じた「戸惑い、ズレ感」を第一印象から明確化してみましょう。
この例の場合・・・私は頑張り屋じゃないし、頑張ってやらなきゃいけないような責任重大なことを受けるのには不安がある。
STEP2:相手のご自身への過大評価をなるべく客観的に分析してみる
次になぜお相手があなたが思っているよりも高い評価(過大評価)を与えてくれたのかをなるべく客観的に考えてみます。ここは謙虚になる必要はありません。
常識に照らし合わせてどのような能力が評価されたのか考えてみましょう。
の例の場合・・・頑張り屋ではないけど、事務処理能力は多分高くて、他のひとより短い時間で仕事が終わるところが評価されて頼まれたのかもしれない。
勤務年数的にもそろそろプロジェクトを抱える時期なのかもしれない。
STEP3:STEP1と2のバランスを取る位置を考える
STEP1と2を通じて考えた「ご自身のお気持ち」「客観的に見たあなたの能力」をもとに、お相手の過大評価とともにかけられた期待にどこまでこたえられるかを考えます。
この例をもとに考えられるいくつかのパターンをみてみましょう。
- 過大評価だとは思うけど、せっかくのチャンスだから思い切ってチャレンジしてみたい。「頑張り屋」と思われたのを機会に少し「頑張れる自分」に変わってみたいと思う。
- 自分のスタイルは変えれないし、相変わらずのんびりのままだろうけど、過大評価の部分は気にせず、私なりに挑戦してみたいと思う。
- やはり絶対にできないと思うので、「頑張れない人だったんだな。過大評価しちゃったな」と思われてしまっても構わないから、お断りする。
- 一人ではできないけど、チームを組めばできるかもしれない。チームで対応したいと上司に申し出てみる。
もちろんこれ以外にも人それぞれいろいろな選択肢があると思います。
大事なのは必ず2つ3つ複数の選択肢を考えてみるということです。
比較選択することでより納得のゆく決断ができますので、複数の選択肢を考えてから一つを選ぶという決断法をお勧めします。
決断の決め手は「あなたが一番幸せを感じ、明日への活力となる選択」をすることです。
そしてその選択をお相手に心を込めて伝え、理解してもらいましょう。
私たちはいろいろなシーンで、他人からの評価や期待を目の当たりにすることがあります。
それは「過大評価」だと感じるものもあれば、「過少評価」だと感じるものもあるでしょう。むしろ「適切な評価」の方が少ないかもしれません。
でも、そのように他人の評価を受けるというのは、立ち止まって考えることによってあなたがよりあなたらしいご自身を理解する良い機会です。
慌ててお相手の望む結論に流されず、あなたらしい選択をしてみることを続けることによって、より「あなたらしさ」が輝いてゆくはずです。
あなたがあなたらしい幸せな人生を歩んでいかれることを心より信じています。
愛を込めて
ラブモチベーショナリスト 天野里江子