花粉症で鼻から変な臭いがする…3つの原因と口臭対策
花粉症になると、鼻水や鼻詰まりに悩みますよね。また、花粉症がひどくなると鼻の中から膿のような臭いがすることがあります。
そのため人と話すときに自分の鼻の臭いや口臭が気になり、上手く話せなくなってしまう人もいるかもしれません。
今回は、花粉症になると鼻からイヤな臭いがしてくる原因とその対策についてお話します。
花粉症になるとなぜ鼻から臭いがするのか
1.鼻が詰まり、口呼吸をしてしまうため
鼻が詰まると口で息をしてしまいますよね。口呼吸が長時間続くと、口の中が乾いて唾液が減り、口の中に細菌が繁殖してしまい、それが臭いの原因となってしまいます。
2.抗ヒスタミン薬の副作用
花粉症の治療で病院に行くと、抗ヒスタミン薬を貰うことがあるかもしれませんが、これには口の中が乾く副作用があります。副作用には個人差があるので、副作用が気になる方は自分に合った薬がどれか医師に相談してみましょう。
3.副鼻腔炎(蓄膿症)による膿の臭い
花粉症で鼻炎になると、副鼻腔に鼻水が溜まります。そして、その鼻水が原因で蓄膿症になってしまうことがあります。
この膿が、においを発生させる“もと”となります。副鼻腔にある膿自体がにおって口臭のように感じられることもあれば、鼻水が喉にたれる後鼻漏(こうびろう)により、喉のあたりから膿混じりの鼻水がにおいを発することもあります。
蓄膿症になると、サラサラした鼻水ではなくドロッとした黄色っぽい鼻水が出ます。膿の臭いが息に混ざり、口臭が気になるようになります。
蓄膿症、花粉症、風邪の判別の目安は以下のとおりです。
鼻の臭い対策法3つ
1.水分をこまめに摂る
口の中が乾いてしまわないよう、水分をこまめに摂りましょう。細菌繁殖による臭いが抑えられます。
2.鼻を正しくかむ
両方の鼻を同時に思い切りかんでいませんか。鼻の粘膜を傷つけないためにも、片方ずつ優しくかむべきです。
正しい鼻のかみ方はこちらの記事にありますのでご一読ください。
>>あるある!花粉症で鼻の中にできものができたときの対処法
3.鼻うがいをする
鼻うがいをしたことがない人もいるかもしれません。最初は怖いかもしれませんが、一度慣れるとその快適さに、この季節にはなくてはならない習慣になります。蓄膿症の予防にもなるので、ぜひ試してみましょう。
鼻うがいのやり方はこちらの記事をご参考に(動画解説付き)。
>>花粉症が喉にくる!咳が出て息苦しいときの対処法3つ
蓄膿症を放っておくと危険!
蓄膿症とは、鼻の粘膜が炎症を起こして腫れ、鼻腔と副鼻腔を繋げる鼻水の通り道がふさがれてしまうことにより、副鼻腔に鼻水が溜まって細菌が増えて、そこから膿が溜まるようになってしまう症状です。
花粉症との違いは、鼻の奥から臭いがして、鼻水が黄色っぽくドロッとしていることが特徴です。花粉症から蓄膿症になる確率はそれほど高くありませんが、放っておくと大変危険です。
もし放っておくと、どんな症状が出てくるのか挙げてみます。
1.中耳炎になる
出典:ながい耳鼻咽喉科クリニック
耳と鼻は「耳管」で繋がっているので、副鼻腔で増えた細菌が耳管に広がり、炎症を起こしてしまうことがあります。
2.眼の痛みや疲れ
副鼻腔に溜まった膿が、目を圧迫して痛みを感じることがあります。ひどい場合は、一時的な失明をしてしまうこともあります。
3.脳の合併症
脳膿症や髄膜炎などがあり、意識障害や麻痺などの症状が出てくる可能性も否定できません。
まとめ
花粉症になって鼻の臭いが気になる場合は、正しい対策をして口臭予防してくださいね。また、蓄膿症のような症状が出てきた場合は早めに病院へ行きましょう。
気になる鼻の臭いから解放されて、素敵な春を過ごしたいですね!
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。