大人ニキビを隠すならマスクと化粧のどちらがいいの?
口周りやあごの気になる大人ニキビ。治るまでできるだけ隠しておきたいものです。
ニキビはマスクと化粧のどちらで隠すのが良いのでしょうか?
どちらの方法がよりニキビを悪化させにくいのか、その理由もあわせてお伝えします。
ニキビ隠し用のマスクはサイズ感と素材選びが肝心
結論からいうと、ニキビを隠す方法としては「化粧もマスクも一長一短」あります。
マスクを着用することに関しては、一般的に次のようなデメリットが指摘されています。
- マスクは接触刺激でニキビの炎症を悪化させてしまう
- マスクで蒸れてしまい、アクネ菌が繁殖してニキビが悪化する
マスクでニキビが悪化してしまう原因で多いのは?
- きついサイズのマスクをつけている
- 汗をかいてもそのままのマスクをし続けている
- 肌に合わない素材のマスクをつけている
- しっとり系のメイクの上からマスクをしている
- 清潔ではないマスクをつけている
といったことがあげられます。
このようなマスク環境では、肌が常に物理的な接触刺激を受け続けるだけでなく、上手く皮膚呼吸ができなくなります。
ニキビがある時はマスクの素材に気をつける
マスクの材質を選ぶことで肌への刺激は相当程度抑えることができます。
若干割高にはなりますが、シルクやコットン素材のマスクもありますし、敏感肌専用のマスクもあるのでそういったものを選ぶと良いでしょう。
顔より大きめのマスクを着用するのがポイント
ちなみに、筆者は医療従事者ですので、ほぼ一日中マスクをしています。ですが、マスクで肌が蒸れたと感じたことはほとんどありません。
これは、顔よりも少し大きめなマスクをすることがポイントです。マスクで肌がこすれたと感じることもほぼありません。
ニキビを隠す目的でマスクを着用するなら、サイズ・材質に気をつけるとともに、肌が皮膚呼吸しやすい環境を作ることが大切です。
化粧をするなら低刺激・低油分に限る
ニキビを化粧で隠すという人も多いでしょう。化膿していないニキビなら、コンシーラーである程度は隠すことができます。
ですが、ニキビを刺激するのはマスクだけでなく化粧も同じなんです。
ファンデーションやコンシーラーの油分が毛穴に入り込むとアクネ菌の餌になり菌を活性化させてしまいます。
また、リキッドファンデーションは、炎症を起こした肌には皮膚呼吸の妨げになります。
その時だけうまくニキビを隠せたとしても、ニキビが治りにくくなってしまっては意味がありませんよね。
パウダーファンデーションでニキビを軽く抑えるように隠す
もしも化粧でニキビを隠す場合には、リキッドタイプではなくパウダーファンデーションを使用し、肌をこするのではなく、上から軽く押さえるようにニキビを隠していきましょう。
このとき、大切なことは、
- 皮膚をこすらないこと
- 毛穴をふさがないこと
- 清潔なスポンジを使うこと
の3点です。
化粧でニキビが悪化する原因としては次のようなことが考えられます。
- 油分の多いファンデーションを使っている
- 洗顔不足で、毛穴に汚れが残っている
- スキンケアのたびにニキビに触れている
- 髪や服などが当たってニキビを刺激している
- 使っているスポンジが不潔
- 肌に合わない化粧品を使用している
特に、炎症を起こしているニキビは目立つため「しっかり隠さないと」と何度も念入りに化粧を塗り重ねてしまいがち。
そのたびに肌は刺激され、どんどん皮膚呼吸がしにくくなっているのです…
隠すためでなく、治すための視点で考えるべき
ニキビを隠す手段としての「化粧VSマスク」。お伝えしてきたとおり、化粧もマスクも一長一短です。
その理由は、隠しながらではニキビはよくならないからです。
「ニキビを隠しながらケアする」という矛盾を叶えるアイテムはこちらの記事で紹介した2つくらいです。
ニキビをよくしつつ隠したいのなら、化粧であれマスクであれ、①肌を清潔に保ち②肌への刺激が少ない方法を考えなくてはなりません。
マスクの場合は、少し大きめのサイズで材質が良いものを選び、汗をかいたらこまめに交換するようにします。
化粧の場合は油分を抑えたものを選び、清潔なスポンジを使用し、こすらず優しく触れるようにメイクするようにします。
ニキビ以外に視線を集める工夫をしてみよう
ニキビの箇所には化粧をしないに越したことはないので、アイシャドウや髪型などを工夫してみましょう。注意をそらして視線をニキビに向かわせないことも、間接的にニキビを隠すための方法の一つといえるでしょう。
「マスクや化粧でニキビをうまく隠す方法」ではなく、「ニキビの治癒を邪魔しないマスクや化粧の使い方」を考えるほうが大切です。
ニキビを治すことを優先的に考えて肌にやさしく、ニキビを悪化させないことを意識してくださいね。
洗顔料の見直しはこちらの記事を参考にどうぞ。