おでこの生え際の処理はどうしてる？産毛処理完全ガイド
おでこの生え際にある産毛、気になりますよね…
皆さんは、やっかいなこの産毛をどうやって処理しているでしょうか？
この記事ではセルフ処理から専門家の処理まで、さまざまな処理方法をご紹介します。
大事なことは、自分で処理する時のスキンケア。できるだけダメージをおさえて、思い通りの生え際を演出しましょう。
10種類のムダ毛処理。おでこの生え際の産毛処理に使えるのは、どれ？
産毛の処理には、自己処理とプロに任せる方法があります。
自己処理
自分で処理する場合は、「剃る」「抜く」「溶かす」「薄くする」のどれかになります。
1.剃る…◎
産毛剃りには、カミソリまたは電気シェーバーを使います。カミソリの場合は、顔用のI字型カミソリを使います。
電気シェーバーは、内蔵した刃でカットするものや熱で焼き切るものなど、いろいろな機種があります。
カミソリほど、肌がツルツルにはなりませんが、お肌に傷を付けず安全です。おでこの産毛には、顔用の電気シェーバーが便利です。
一部で、カミソリで剃ると、「古い角質を除去して肌の透明感がアップする」といわれていますが、角質をこそげ取るほどの乱暴なシェービングは、お肌を傷つけてしまいます。
剃るのは、あくまで「産毛」だけという認識が必要です。
2.抜く…×
毛抜きやコイル状になっているローラー器具で抜きます。毛を引き抜くので、それなりに痛みがあります。
ローラー器具は手動で2000円程度の安価なものや、電動の器具などがあります。
しかし、毛抜き以外は、おでこの生え際に使うのは難しいでしょう。そして、毛抜きで1本1本抜くのは、根気がいるし痛くて大変です。
また、脱毛シートやワックスなどで抜く方法もありますが、顔に使えるものは限られています。肌への刺激が強いので、あまりオススメできません。
「抜く」に関しては、産毛を抜いたあと、次に生えてくる産毛が濃くなる場合があります。
これは、産毛を無理やり引き抜いた時に毛根の毛細血管が千切れてしまい、その血管がそれまでよりも太く修復された場合に起こります。
太い血管からたくさんの栄養が供給されるようになるので、産毛が太く濃く成長します。
3.溶かす…×
除毛剤（リムーバー）で、産毛の生えている部分を溶かします。「剃る」のと同じで、「脱毛」はできません。クリーム、ジェル、乳液、ローションタイプなど種類が豊富です。
強いアルカリ性の薬剤でタンパク質を溶かすので、必ずパッチテストで安全性を確認してから使いますが、市販されている物のほとんどがボディ専用で、顔には使えません。
お肌もタンパク質でできているので、非常に刺激が強く注意が必要です。
4.薄くする…×
ブリーチ（脱色）で、産毛の色を目立たなくする方法です。
「顔用」の日本製品は、ほとんどないようです。輸入品の一部に「顔用」ブリーチがあります。これは、産毛が伸びてくると、途中から根元は黒い毛なのでとても不自然に見えます。
髪の毛のブリーチが頭皮に悪影響を及ぼすのと同じで、お肌へのダメージが大きいため、お勧めしません。
専門家の処理
専門家に依頼すると、料金と時間がかかります。
無料のカウンセリングやお試し施術などを利用して、あなたに合うかどうかをきちんと確認して選びましょう。
5.レディース・シェービング：美容院…〇
顔そりは、理容師国家資格の独占業務ですが、昭和23年に「化粧に附随した軽い程度」「化粧の一部」の範囲であれば美容師が顔剃りを行ってもよいという厚生労働省の通達がありました。
6.フェイシャル・ワックス脱毛：脱毛サロン…×
専用のサロンでは、顔のワックス脱毛のメニューを実施していますが、お肌へのダメージが強く「抜く」だけの脱毛なので、メリットを十分に判断する必要があります。
7.医療レーザー脱毛：皮膚科・美容クリニック…△
これは、医師が行う医療行為で、唯一「永久脱毛」といえるものです。
毛根のメラニン色素にエネルギーを吸収させて、毛根の周囲の発毛に係わる組織まで破壊します。毛周期に合わせて2～3ヵ月ごとに施術し、1～2年で完了する場合が多いようです。
これは、一般的な脱毛には効果があるのですが、肌の色よりも濃い色の毛でなければ作用しにくいので、色の薄い産毛には効果がない場合があります。また、顔に日焼けや色素沈着などがあれば、行えません。
※ダイオードレーザー脱毛…◎
毛包幹細胞（バルジ）に作用して毛根へのエネルギー源を断つ新しいレーザー脱毛が開発されています。口元やデリケートゾーンの脱毛も可能で、白髪や金髪にも効果が高く産毛にも有効です。
参考サイト>>高須クリニック
8.光脱毛（フラッシュ脱毛）：美容クリニック、エステサロン…×
フラッシュ脱毛、IPL（インテンスド・パルス・ライト）脱毛などとも呼ばれています。
お肌のくすみを取ってターンオーバーを正常にする美肌ケアのフォトフェイシャルに、脱毛の効果もあることに気づき、応用されたものです。
医療レーザーよりも弱い出力で、成長期の毛根に作用し、発毛を抑える効果がありますが、永久脱毛ではありません。出力が弱いため、産毛には効きにくいとされています。
＊家庭用のフラッシュ脱毛器もありますが、サロンの機械よりもさらに出力が弱くなっているので、産毛に対する効果は期待できないでしょう。
9.フォトRF脱毛：美容クリニック…◎
IPL単独では産毛に対する効果がないので、RF（光高周波）を組み合わせて毛根周囲の組織に作用させることで、細い毛や産毛の脱毛が行えるように改良されました。
もともとIPLには美肌効果が高いので、一石二鳥の優れた処理方法として注目されています。
10.ニードル脱毛：美容クリニック・脱毛サロン…△
レーザー脱毛が開発されるまでは、毛穴に針を刺す、あるいはピンセットで毛をつまんで電気で焼く脱毛が一般的でした。
同じ針を使いまわすと感染症をうつされる危険性が高いので、自分専用の針を購入するようにしましょう。
金属アレルギーの人に対応するには、チタンや金でできた針を使用します。絶縁針が開発されて、毛穴全体がダメージを受けるリスクは少なくなりました。
しかし、施術者に高度な技術がなければ、出血や長引く炎症、赤みが引かない、かさぶたができるなどのトラブルが多く、強い痛みを伴って長時間かかるという欠点があります。
レーザー脱毛などで残った産毛を、ニードル脱毛で仕上げをするという利用方法もあります。
日焼けやお肌の状態に関係なく施術することができるという特徴があります。
11.その他…×
その他、糸脱毛（中国式・台湾式・日本式など）がありますが、これに関する客観的なデータが不足しています。
芸能人が、「好きでハマっている」とブログで紹介しているのを見かけますね。もしかすると、あなたも海外旅行などですでに体験済みでしょうか。
セルフ処理でも触れたように、ただ「抜く」だけでは、その後に生えてくる産毛が濃くなる可能性があります。
さあ、あなたはどの産毛処理を選ぶでしょうか？
おでこの産毛剃り上達の3つのポイント
自分で安全に産毛を処理するためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 産毛を剃る前の準備
- カミソリの使い方
- 産毛を剃る範囲
- アフターケア
では、順番に見ていきましょう。
1.産毛を剃る前の準備
1.まず、前髪が邪魔にならないように、ピンでとめるかヘアバンドなどを使用します。
2.次に、洗顔してお肌を清潔にしておきましょう。
3.洗顔のあとに蒸しタオルで温めておくと、毛が柔らかくなって剃りやすくなります。
4.それから、おでこ全体に生え際までシェービングクリームなどを塗ってください。
使うカミソリは、できればセーフティガード付の1枚刃でストレート型のものを選びましょう。
見た目や切れ味に問題がないように思っても、何度か使ったカミソリの刃は、小さな刃こぼれができていないか、錆びていないかなどを十分に点検してください。
切れなくなったカミソリを使うと、肌に引っ掛かって切り傷を作りやすいので注意しましょう。
朝の顔剃りは、NGです。無防備になったお肌に紫外線が直撃するのはよくありません。夜の入浴後に行うのが最適です。
2.カミソリの使い方
1.カミソリは、毛の生えている流れに沿って動かします。おでこの場合は、一般的に上から下へ動かします。
2.カミソリを肌に当てる角度は45°ですが、使い慣れていない場合には、少し寝かせ気味の方が扱いやすくなります。
3.おでこが狭い場合や、シワや凹凸がある時には、上から下ではなくて、カミソリを縦に当てて横に剃ることも可能です。ただし、逆剃りにならないように注意してください。
4.生え際を上に引っ張って、おでこの皮膚がピンと伸びた状態にすると、カミソリをスムーズに動かせます。
5.剃って肌からカミソリを離したら、その都度カミソリに付いたシェービングクリームを拭き取ってください。クリームと産毛がこびりついた状態では、きれいに剃ることができません。
6.使い終わったカミソリは、必ずきれいに洗ってすぐに乾燥させてから保管してください。浴室で使って、そのまま放置すると、雑菌が繁殖するうえ錆びてしまいます。
顔そりをする場所は、明るい洗面所かライト付のドレッサーなどを利用しましょう。大きな鏡で、よく見える安定した体勢が必要です。
3.産毛を剃る範囲
おでこの生え際ギリギリまで剃るのは、けっこう難しいものです。
生え際のラインが不自然になってしまわないように、1cmほど生え際を残すようにしましょう。そして、眉の上までおでこ全体を剃ります。
剃る頻度は、産毛の目立ち具合にもよりますが、平均的には1ヵ月に1回程度のペースでよいでしょう。
4.アフターケア
剃り終わったら、肌に残ったシェービングクリームを取り除きます。クリームの種類によって、洗い流すタイプや拭き取るだけでよいものなどがあります。
基本は、化粧水で肌を引き締めてたっぷり保湿します。冷たいタオルで冷やさなくても、化粧水の収斂作用で十分引き締まります。
最後は水分を逃がさないように、乳液やクリームまたは美容オイルなどで保護しましょう。おでこだけでなく、先に洗顔しているので顔全体をケアしましょう。
おでこの産毛を剃ったら濃くなる。嘘？ホント？
自然に生えている産毛と、剃った後に伸びてきた産毛とを比べてみると、毛先の細さと断面の太さの違いで、一見濃くなったように見えます。しかし、実際の産毛の太さは変わりません。
出典：肌らぶ「剃る？脱毛器？顔の産毛の正しい処理方法とポイント」
ただし、剃る時に肌を傷つけてしまうと、傷の周りから太い産毛が生えてしまうことがあるそうです。
お肌に傷をつける原因は、クリームやムースなど何も付けずに「から剃り」すること、逆剃り・力まかせの深剃り・毎日剃り続ける・刃こぼれしたカミソリを使う・雑菌が繁殖した不潔なカミソリを使うなどがありますので、ご注意くださいね。
おでこの産毛があることのメリット＆デメリット
おでこの生え際の産毛は、はっきり言って好みが分かれます。気にしない人は気にしない。気にする人は、とことんこだわる。
一般的には、産毛は多少あった方が、ナチュラルで愛らしい印象になります。一方、産毛の処理に気を使わないガサツな女性と見られてしまうこともあるでしょう。
また、ボサボサの産毛があった方が、セクシーで魅力的だと感じる人もいます。
日本人は黒髪なので、おでこの生え際の産毛も黒い場合が多いです。この産毛の太さや色の濃さ・生え際の生えている範囲などについては、個人差があります。年齢によっても、変化しますね。
ただ、産毛が黒いために肌の色がくすんで見えることや、老けた印象にみられることはあるようです。
そして、産毛を適切に処理すると、お化粧のノリがよくなり、肌の色がワントーン明るくなって透明感が増すと言われています。
そもそも産毛って何のために生えてるの？
産毛に限らず、ヒトの体毛はすべて身を守るためのバリアです。
気温や風の影響・紫外線・細菌・異物などの接触や侵入を防ぎ、衝撃に対するクッションの役割も果たします。ですから、本来は必要があって生えているものです。
しかし、現代は原始時代と違って生活環境も整っており、産毛に頼らなくても肌を守れる環境が整っています。なので、産毛がなくても、さほど困る状況にはなりません。
産毛の存在を気にするか、気にしないか。
個人の価値観によって、その判断は大きく変わります。国や人種ごとの習慣も関係しているでしょう。また、処理するかどうかの判断基準そのものも、時代の流れとともに変化すると思います。
問題なのは、あなたが今現在「産毛で悩んでいる」のかどうかです。
その悩みが「産毛の処理」で解決するならば、安全な方法で行うことに誰も反対はしないでしょう。
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まとめ
脱毛は、医師が行う医療レーザー以外では、施術者の技術に大きな差があります。場合によっては弱いレーザーが中途半端に毛根を活性化して、産毛が剛毛になってしまったという弊害もあるようです。
そして、専門家に頼むとお金と時間がかかりますね。それに比べて、多少手間はかかるけれど、あまりお金がかからないセルフ処理派が多いのは、納得です。
あ、そうそう！おでこは「運気の入り口」といわれているのをご存じですか？
おでこを出したヘアスタイルは、社会的な成功や金運アップにつながり、出会い運もよくなるといわれています。
あるアンケートで、卒業アルバムの中から「かわいい人」を選んでもらったところ、男女ともに「おでこ出しヘアー」がモテモテだったという結果が出ています。
キュートで簡単な「おでこ出しヘアスタイル」はマシマロさんの記事が参考になるでしょう。
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そんな風に、あなたの魅力を演出するチャームポイントのおでこ。
口のまわりや眉よりも難しいおでこの生え際の処理は、ちょっとしたコツでやりやすくなります。自己流の産毛処理で、思わぬトラブルを起こさないように、ぜひ正しいやり方を身につけてください。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。