脚の乾燥・かゆみを改善するための3つのセオリー
冬の季節、乾燥肌に悩む人がとても多いようです。
2015年1月、花王が男女14,575人を対象に行った調査によると、「冬に肌の乾燥を感じる人」は女性98%、男性86%という結果に。
パーツ別では唇・かかと・指先に次いで脚(ひざ下)の乾燥に悩む人が圧倒的に多いことが分かりました。
もしかするとあなたも、脚の乾燥がひどくて粉を吹いてしまうことがありませんか?
乾燥肌の症状が悪化してしまうと、肌がひび割れて、かなり長い間痛い思いをすることになってしまいます。
そうなってしまう前に、今回は脚の乾燥やかゆみの改善方法を紹介したいと思います。
脚の乾燥・かゆみを改善するためのポイント3つ
1.脚の皮膚も顔と同じ肌でできていると知る
体を洗う時にゴシゴシこすってはいませんか?力まかせに皮脂を取りすぎてしまうと、肌の表面に細かい傷ができてしまい、そこから乾燥や肌荒れ・炎症などの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
体を洗うときは事前によく泡立ててから優しく洗うようにしてください。脚や腕の肌も顔と同じように、優しく大切にお手入れをしてあげることが乾燥やかゆみを改善する第一歩になります。
2.長風呂は肌の保湿力低下に繋がると知る
最近、血行がよくなり新陳代謝を高める効果のある半身浴が流行っていますが、一方で長時間お湯に浸かると肌に必要な皮脂まで落ちてしまい乾燥する原因になります。
お風呂上りに肌がふやけていることがありませんか?それは必要な皮脂が落ちてしまった証拠といえます。また、体が温まると特に脚など柔らかい部分は、かゆみを感じやすくなってしまいます。
冷え対策で長風呂をしたときはいつも以上に保湿をしてあげることと、お湯の温度は低めに設定することに気をつけてみてください。
3.化学繊維は乾燥肌の大敵と知る
寒い季節は暖かいフリースを着ることが多いですね。でもフリース素材に使われている化学繊維は皮脂を奪ってしまい、肌が乾燥する原因になります。
直接肌に触れ、摩擦をするとかゆみやかぶれが起こることもあります。トップスだけではなく靴下やアンダーウェアにも使われているものなので、脚の乾燥もそういったものが原因かもしれません。
ウールやカシミヤなど上質なものは多少高価でもフリースよりも暖かく、肌にも優しいのでおすすめです。
油分?尿素?パーツごとで違う!保湿の方法
肌が乾燥してしまったときは保湿クリームで保湿をすると思いますが、きちんと自分に合った保湿クリームを選んでいるでしょうか?
洗い物の後や入浴後はできるだけすぐに、保湿することを忘れないようにしてください。手には皮脂腺が少ないので油分を含んだ保湿クリームを塗ってあげましょう。
ひじや膝、脚のかかとには尿素が含まれている保湿クリームを使ってみてください。尿素は水とのなじみがよく、皮膚に塗ると水分を包み込み肌の乾燥を防ぎます。かゆみを改善することもできるはずです。
それだけではなく尿素は硬い角質を取る作用があるので、しっとりするだけではなく角質が取れてツルツルの肌になります。
かゆみ対策にピッタリのクリームはこちらの記事でご紹介しています。
▶︎乾燥肌のかゆみにはこれ!尿素+〇〇配合クリームが正解
肌の乾燥は老化を加速させてしまう!
肌の乾燥が老化を加速させてしまうのは皮膚の水分不足によって、肌を守るバリア機能が低下してしまうからです。
(出典:http://www.naturalweb.co.jp/)
バリア機能が低下すると、少しの刺激に対しても敏感になってしまい、かゆみを感じるようになります。
冬は湿度が低く肌の水分が失われやすい状態です。さらに、寒い空気は肌の細胞の新陳代謝を低下させてしまいます。すると肌は満足に皮脂を作ることもできなくなってしまい、肌表面に1次バリアである皮脂が不足してしまいます。
だから、2次バリアである保湿をして潤いを与えるだけでは乾燥やかゆみを改善することは難しいのです。
そうして乾燥を放置してしまうと肌は厚く硬くなり、シワも増えてしまいます。顔はいうまでもなく、シワは老けて見える大きな原因になりますので、乾燥に気づいたなら決してそのまま放置してはいけません。
顔の乾燥に特化したフェイスクリームはこちらの記事を参考にどうぞ。
▶︎かゆみを伴う乾燥肌を保湿する秀逸クリーム・顔用【5選】
さいごに
冬は肌を露出する機会がないからといって、脚や顔のケアを疎かにしてしまうと、後になって悔やんでも取り返しがつかないことになる場合があります。
「乾燥してきたな」と思ったら、かゆみが出る前にケアしましょう。
もうすでにかゆみに悩まされているあなたには、上で紹介した記事が参考になれば幸いです。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。