汗をかきやすい部位TOP5と部位別の汗対策【保存版】

汗をかきやすい部位

汗をかきやすい体質は3歳頃までに決まるといわれています。

この時期に汗をたくさんかくような生活を送ることで、汗腺が活発に働くようになり一般に「汗かき」といわれる体質になるそうです。

ところで、体の中で汗をかきやすい部位とはどこなのでしょうか。

また、その部位の汗を減らす・止める方法はないのでしょうか。

この記事では、汗をかきやすい部位と部位ごとの対策方法をご紹介します。

汗をかきやすい部位TOP5はどこ?

基本的に、汗のかきやすさと汗腺の数は比例します。つまり、汗をかきやすい部位には汗腺も密集しているということになります。

1.頭(額)

顔汗

汗はもともと、上がり過ぎた体温を下げるために出るものなので、熱に弱い脳を守っている頭は毛穴が他の部位より多いのです。

頭にかいた汗が額やこめかみに垂れてくるなんてこと、きっと誰もが経験済みですよね。

「一番汗をかきやすい体の箇所は?」というアンケートでも頭が1位になっています。

汗をかきやすい部位ランキング
出典:http://rn.potora.jp/

2.手の平

手のひら

手の平も、汗腺が密集していて汗をかきやすい部位です。

しかし、手の平だけ汗をかく場合は暑さのせいではなく、他の原因(心因性など)も考えられるため注意が必要です。

3.足の裏

手のひら同様、足の裏も汗腺が密集していて汗をかきやすい部位です。

汗を多量にかくことで靴の中が蒸れ、靴下や靴のニオイに悩まされている人もいるでしょう…

4.背中

背中の汗

背中の汗は衣類で吸収されることが多いので、汗をかいている自覚はあまりないかもしれません。

しかし、面積の広い背中は「体温を下げるための汗」をよく出す部位です。

同様に、胸も体温調節のためによく汗をかく部位だといわれています。

5.脇の下

ワキ汗

脇の下も汗をよくかきます。とくに夏場はここが一番じゃないかと思うほどです。

脇の下は、「アポクリン腺」というタンパク質や脂質を出す汗腺があり、このアポクリン腺が密集している人はワキガになりやすい傾向にあります。

また、脇の汗は何となく不潔・汚いというイメージがあるので、悩んでいる人も多い部位です。

特定部位だけに偏って汗をかくのが問題!

以上、汗をかきやすい部位を5つあげました。

とはいえ、発汗量は本人の汗腺の数や活発さに大きく左右されるので、汗のかきやすい部位には個人差があります。

上であげた部位ですら、人によっては汗が少ない人もいます。

また、いろんな部位から均等に汗をかく場合は問題ないのですが、1箇所だけ多量に汗をかく場合は、他に原因があるかもしれません。

そういった注意点を対策方法とともにご紹介します。

部位別の汗対策をみてみよう!

ここでは、とくに1箇所から多量に汗をかく方のために、部位別の対策方法をご紹介します。

1.頭(額)

大量の顔汗

頭から垂れてくる額の汗は、夏場など気温の高い季節には大半の人にみられます。

ですが、暑くないのに急に汗が出てきて顔が火照ったような状態になるときは注意が必要です。

こちらの記事を参考に、体質を改善していきましょう。

また、顔面から噴き出すように汗が出る場合は、交感神経が活発になりすぎて起こる「顔面多汗症」の可能性があります。

治療方法には注射や投薬治療、手術があります。

日本皮膚科学会が作成した『原発性局所多汗症診療ガイドライン』には、手のひらや足の裏、ワキの下の多汗症に関する記述はあっても、顔面多汗症については触れられていません。
 
そのため、有効とされる治療薬は特定されていませんが、ほかの部位の場合と同じように「ボツリヌス注射」や「神経遮断薬」なら効果があるとされています。
 
出典:http://www.skincare-univ.com/

また、手術は脇の下に数ミリの傷をつけて内視鏡でおこないます。

傷自体は小さくて済みますが、代償性発汗という副作用があります。

多汗症の改善には、主に「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)」が用いられます。これは、発汗の指令を伝達している交感神経を切断する内視鏡手術です。
 
胸腔鏡下交感神経節遮断術(EST)は短時間で終わる手術で、その効果もほぼ確実といわれています。しかし、ほぼ全ての人に「代償性発汗」が起こります。
 
代償性発汗とは、体温を下げる必要があるときに胸やお腹、背中、お尻、太ももなどから出る汗が増えるというもの。つまり、顔などの汗が止まった分を、他の部位で補うという現象です。
 
出典:http://www.skincare-univ.com/

手術して顔汗は止まったものの、「代償性発汗のほうがツラい」ということもあり得るようです。だからこそ、手術や注射をする前にあなたに試してほしいものがあります。

それが、日本初の顔汗用制汗ジェル「サラフェ」です。

額からの大量の汗に悩んでいる場合は、他の部位からの発汗が極端に少なくなって、頭部に汗が集中してしまっている可能性もあります。

エアコン

これはエアコンのきいた部屋で長時間過ごしている人によくある症状で、汗を出していない部位の汗腺がどんどん衰えてしまっている状態です。

全身で汗をかく機能を失わないように、冷やし過ぎなどエアコンの温度設定には気をつけましょう。

汗をかくような運動をしたり、熱めのお湯にゆっくり浸かるのもおすすめです。

2.手の平

大量の手汗

手の平も、暑い日にずっとカバンを持っていたりすると汗をかく人はいますが、暑くないのに手の平に多量に汗をかく人は、手の多汗症かもしれません。

これは精神的なことが主な原因ですが、注射やケア用品で対処する方法もあります。しかし、ボトックス注射には下記のようなデメリットがあります。

  • およそ半年ごとに継続して注射が必要
  • 1回あたりの費用が8~12万円と高額
  • 注射のたび強い痛みがある
  • 体質によりまったく効果が出ないこともある
  • 頭痛・倦怠感・代償性発汗といった副作用の可能性がある

そのため、編集部では第一選択肢として以下の記事で紹介しているケアをおすすめしています。

3.足の裏

足の裏

足の裏は靴下やストッキングと靴で覆われていて、どうしても汗が蒸発しにくい状態です。また、靴下やストッキングに汗がしみこむと、雑菌が繁殖しやすくなります。

足の独特のニオイの原因は脂肪酸の一種「イソ吉草酸」というもので、お風呂でこまめに洗わないと足の裏の角質層にまで浸透して、ニオイがとれにくくなってしまうんだとか。

足の裏のニオイ対策は、とにかく毎日きれいに足を洗うことが大切です。

また、靴下で床を歩くと汗の足跡がついてしまうほど多量の汗をかく人は、「足底多汗症」という症状かもしれません。病院での治療方法もあるので、参考にしてください。

足底多汗症の治療
出典:http://多汗症改善対策.com/

4.背中

背中にだけ汗を多量にかく原因は、体温調節機能が弱くなってきていることが多いです。

エアコンがきいた部屋に長時間いると、ちょうど良い気温で常に過ごすことになるため、体温調節機能がだんだん弱くなってしまい、いざ暑い屋外に出ると背中に多量に汗をかいてしまう事態になってしまうのです。

対策としては、外と室内の気温差に気を付けることです。夏にエアコンを使う場合は、温度設定に気を付けましょう。27~28℃をキープするのが理想です。

5.脇の下

大量のワキ汗

脇の下も、多くの人が汗をかきやすい部位なのですが、専用の制汗剤が他の部位よりも多く、いろんな対策方法があることが救いです。

とくに、汗ジミが気になる方は制汗剤よりも脇汗パットを使うのが確実です。

デオドラントからワキ汗パッドまで、脇の下の汗への具体的な対策は以下の記事にまとめてあります。

また、ニオイがあまりに強い場合はワキガの可能性があります。

とはいえ、自分の脇のニオイは自分では気づけないもの。以下の記事を参考にセルフチェックしてみましょう。

汗をかきやすい=代謝が良いわけではない?

汗かきの原因

汗をかきやすい人は「代謝が良い」と思われていますが、一概にそうとは言えません。じつはこんな原因の汗もあるのです。

1.冷え性による汗

手足は冷えているのに、額には多量の汗をかく人は、冷え性による汗の可能性があります。

冷え性の場合は水分をためこみがちなので、余計な水分を出そうと汗を出すのだそうです。

これを根本的に治すには、冷え性を改善させること。

冷え性の原因は、「筋肉不足」か「エネルギー不足」のどちらかであることが多いので、運動をしっかりして筋肉量を増やし、食事をしっかりとって体内で熱をたくさん発生させることを意識しましょう。

2.精神的なストレスによる汗

ストレスからくる精神性発汗

精神的なことが原因で汗をかくこともありますよね。様々な部位の多汗症の治療でも、精神的なケアを目的としたものがよくあります。

「汗をかくかも…」という不安でまた汗をかいてしまうという悪循環も多いようです。

この場合、基本的な汗対策をすることで「精神的な余裕」が生まれ、症状が緩和する可能性もあります。

3.肥満による汗

肥満で発汗

冷え性とは逆で、太っている人は体内に熱を溜めこみやすいので、体温を下げようとして汗も多量に出ます。

ダイエットをすることで体質が変わり、汗も自然と治まるかもしれません。

脂肪燃焼効果の高い運動はこちらの記事で紹介しています。

サプリメントを運動と併用すれば、さらに早い効果が期待できそうです。

また、内臓脂肪が多くても熱を溜めこみやすいので、見た目が細くても内臓脂肪があると汗をかきやすいことがあります。

また、太っているのに汗をかかない人は、「代謝が悪く体温調節が上手くいかない」ので、熱中症などに注意しましょう。

4.病気による汗

前述した「ホットフラッシュ」もそうですが、他に以下の症状でも発汗症状を伴うことがあります。

  • 自律神経失調症
  • バセドー病(甲状腺機能亢進症)

基本的な対策で改善しない場合は、一度専門機関に相談してみると安心できそうです。

さいごに

一般的に汗をかきやすい部位は頭(額)、手の平、足の裏、背中、脇の下ですが、健康体であれば全身からほぼ均等に汗をかきます。

あまりにも汗のかく部位が偏っている場合は、自分の健康状態や生活を振り返ってみては?

根本的な原因が見つかるかもしれません。