【朗報】花粉症皮膚炎にはオロナインが効くって本当?
花粉症皮膚炎に対するオロナインの有効性が近年注目されています。
昔からどこの家庭に当たり前のようにあるオロナインに、そんな効果があるなんて!
半信半疑に思いつつ、オロナインの成分をじっくりと読むと…
「!!」
これはたしかに花粉症皮膚炎に効果的かも知れません。
この記事では、オロナインに含まれる3大成分の解説と、花粉症皮膚炎を改善するためのオロナイン使用方法をご紹介します。
花粉症皮膚炎は皮膚バリア機能の低下でひどくなる
花粉症皮膚炎はスギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が肌に付着したことでアレルギー反応を起こすために発症するといわれています。
症状としては、花粉が付着する目や頬から顎にかけて、そして首回りなどで皮膚乾燥や発赤、かゆみなどが起きます。
この花粉症皮膚炎ですが、皮膚の乾燥とも関連があることがわかっています。スギ花粉が飛散し始める2月~3月は湿度が低下し、空気が乾燥しています。
そのため、十分に保湿ケアをする必要があるのですが、顔に付着した花粉を落とすために洗顔し過ぎたり、熱めのシャワーを顔にかけてそのままにしていたりと、皮膚の水分が失われやすい状況を自ら作ってしまっているので注意が必要です。
乾燥からかゆみのスパイラルが始まる…
皮膚が乾燥すると、角質が剥がれやすくなります。その剥がれかけた角質に、花粉などの異物が付着すると、かゆみが出てきます。
そのまま、かゆみをガマンできればいいのですが、ついつい皮膚を掻いてしまい、角質をさらに傷つけ剥がれ落ちさせてしまいます。
角質が剥がれ落ちた皮膚は、細菌に感染しやすく、また少しの刺激に対しても敏感に反応するようになります(敏感肌)。
花粉症皮膚炎は「花粉」それ自体だけが悪いのではなく、花粉が付着しても跳ね返す皮膚の防御力(バリア機能)が低下していることにも原因があるのです。
そんなお肌に必要なのは、保湿力。ここに、オロナインが花粉症皮膚炎に効果がある秘密が隠されています。
皮膚の強い味方。オロナインの3大成分とは
ワセリン
昔から皮膚の保護や創傷治療に使用されているオロナイン。その成分であるワセリンが、乾燥肌にはとても効果を発揮します。
ワセリンは、ひどいひび割れに対処するために医療でも使われている成分で油性の保護膜が皮膚を長時間保湿します。
グリセリン
また、オロナインにはグリセリンも添加されています。グリセリンは、ワセリンとは逆の作用で、水溶性で、やはりオロナインに添加されている精製水と結合し水分を引き寄せることで、肌をしっとりとさせる作用があります。
ヒトの肌は水分と皮脂分がバランスよく保たれて皮膚バリアを形成します。このバランスを保つ役割を、グリセリンとワセリンが補助してくれているのでしょう。
クロルヘキシジングルコン酸
さらにオロナインには、クロルヘキシジングルコン酸という抗菌作用のある低濃度の消毒剤も添加されています。乾燥し、皮膚バリアが崩れた粘膜は、細菌の攻撃を受けるとすぐに炎症を起こしてしまいます。
オロナインは皮膚バリアとしてだけでなく、抗菌作用も発揮して皮膚を守っているのです。だから、花粉症皮膚炎に効果があるのですね。
オロナインを使用する際のポイントは?
花粉症皮膚炎にも効果的なオロナイン。けれど、オロナインを使用する際にはいくつかの注意点があります。
- 化粧を落とした素肌に直接塗るのが効果的
- 薄く延ばして塗る
- 使用後はフタをしてオロナインを酸化させないこと
- 可能な限り、本人専用としてオロナインを使用する
- 皮膚のただれや湿潤がひどい時は使用を控える
- 消毒液(クロルヘキシジングルコン酸)にアレルギーがある場合は控える
※1.2はワセリンが油性の保護膜を作るため。また化粧品や皮脂が多い場所に塗りすぎてしまうことでニキビが悪化する可能性があるため。
ただし、花粉症皮膚炎がひどくなってしまった時には、市販薬のオロナインでは対応しきれませんので、皮膚科の受診をおすすめします。
オロナインは乾燥肌を改善し、花粉症皮膚炎の予防と悪化防止のためのセルフケアアイテム。上手に使っていきたいですね。
さいごに
以上、花粉症皮膚炎にオロナインが効果的な理由を説明してきました。
筆者の自宅にもオロナインH軟膏はあります。軽い擦り傷や皮膚炎に使っていましたが、今シーズンは花粉症皮膚炎にも使ってみようと思います。
花粉症皮膚炎になる方が年々増えています。肌が乾燥している、何となくヒリヒリするなぁ…と思う方は寝る前にオロナインを塗ってみてはいかがでしょうか。
花粉の時期は肌トラブルの好発期。吹き出物やニキビなどもできやすくなります。
メイク時もメイクオフ時も頼れるニキビケアはこちらの記事でご確認ください。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。