若年性更年期障害?!突然の発汗に悩む35歳が急増中!

若年性更年期

50歳前後に起きるいわゆる「更年期」は、卵巣の機能の低下とともに誰にでも訪れるものです。

ところが最近では、35歳前後でホットフラッシュのような突然の汗に悩む女性が増えているといわれています。

まだ35歳なのに、卵巣の機能が衰えてきたのでしょうか。じつは35歳で起こる突然の汗には、加齢以外にも原因がありました。

突然汗が吹き出す最大の原因は「ストレス」だったのです。

Sponsord Links

プレ更年期なら35歳でも汗が出るって知ってた?

顔汗

突然の大量の汗に悩まされる更年期障害。本来、更年期は50歳前後の約10年間を指しています。

ところが、最近では35歳前後から更年期と同じような症状に悩まされている女性が急増しています。

エストロゲン分泌量

出典:更年期に負けないで!更年期障害の症状とチェック

早い人では、20歳代から更年期と似たような症状が出ることがあります。

その中でも一番辛い症状は、更年期障害と同じようにホットフラッシュでしょう。時間を問わず、予測もコントロールもできない突然の大量の汗に悩まされます。

汗以外にも、次のような症状がありますので、当てはまるものをチェックしてみましょう。

プレ更年期セルフチェック1
プレ更年期セルフチェック2
プレ更年期セルフチェック3
プレ更年期セルフチェック4

出典:プレ更年期セルフチェック – テルモ

上記リンク先ではチェック項目の数を自動集計してくれます。

プレ更年期、汗の症状が35歳で訪れる原因

プレ更年期の滝汗

35歳前後から訪れる「プレ更年期」は、ストレスによる自律神経の乱れが主な原因といわれています。

40歳代後半から訪れる更年期とは違って、卵巣機能はまだ正常に働いています。

30歳代後半になると、女性ホルモンは徐々に減り始めてきますが、それはまだゆるやかな減少で、更年期障害を引き起こすほどの影響はありません。

そこへ自律神経の乱れが大きく重なってくると、女性ホルモンのバランスが崩れて分泌がうまくいかなくなるために、更年期と同じような症状が起きてきます。

なお、この「プレ更年期」というのは、正式な医学用語ではありません。

一般的な更年期と似たような症状が出るため、便宜的にそう呼ばれていますが、更年期が早く訪れたわけではないのです。

更年期とプレ更年期の違い
出典:なぜアラフォーになると不調になるの?

女性が30歳代を迎えると、出産や育児、仕事の変化、両親の介護など、様々な環境の変化が訪れます。その結果、生活のリズムが崩れて不規則な食生活で栄養が偏り、睡眠不足や運動不足になりやすくなります。

また、若い頃からの慢性的な冷え症や薄着の習慣も体にとってストレスになっています。

更に、過度のストレスと重度の疲労が重なって、それらをうまく解消できなくなると、自律神経が乱れ、不快な症状を招くのです。

ここで注意して欲しいことは、自己判断でプレ更年期と思い込んでしまわないこと。プレ更年期以外にも更年期と同じような症状を起こす他の病気があります。

とくに、ほてりやのぼせ、汗などの症状は、甲状腺の病気や高血圧、心臓病などでも起こる症状です。

「プレ更年期かな?」と思ったら症状の重さにかかわらず、きちんと病院で診断を受けることをおすすめします。

若年性更年期障害

過激なダイエット

プレ更年期と似たような言葉に、「若年性更年期障害」があります。

加齢で自然に迎える閉経とは別に、染色体異常や自己免疫疾患、過激なダイエット、摂食障害などによる栄養失調、慢性的な長期間の冷え、喫煙などで、若くても卵巣の機能が失われ、閉経が早く訪れることがあります。

日本婦人科学会では、43歳未満での閉経を早発閉経としており、まだ原因の90%が不明とされています。卵巣機能がなくなった状態で、閉経に至ります。

この早発閉経の前後に更年期と同じ症状が出ている場合を、若年性更年期障害と呼ぶことがあります。

まだ卵巣が機能している状態でストレスが主な原因のプレ更年期とは、区別されています。

参考1:若年性更年期障害とプレ更年期障害の違い
参考2:日本婦人科学会雑誌62巻1号 婦人科疾患の診断・治療・管理

35歳前からのプレ更年期予防と汗の症状を改善する方法

若年性更年期障害の予防

自律神経の主な働きは、発汗により体温を調節すること、血液の流れや様々なホルモンなどの分泌をコントロールすることなどです。

その自律神経の乱れを正常に戻すことが、一番の治療になります。

自律神経調整薬での治療もありますが、根本的な原因である生活習慣を整えて、ストレスや疲労を溜めない次のような工夫が、より効果的だといわれています。

  1. バランスのとれた規則正しい食生活
  2. 適度な運動
  3. 趣味や余暇の活用
  4. 上手なストレスの発散
  5. 仕事と家庭のスイッチを切り替える
  6. 育児や家事は誰かの助けを求める
  7. 十分な睡眠を確保する
  8. 禁煙

そして、困った汗の症状は、まず病院で医師に相談しましょう。

35歳前後から始まるプレ更年期の改善は、生活習慣の改善と同時進行で治療を始めると、辛い症状が早く緩和できるだけでなく、治療を続ける期間も短くなるでしょう。

ストレスの原因や解消法は様々ですが、こちらの記事をご参考にしてください。

また、泣くことにはカタルシス効果(自浄作用)があり、一晩たっぷり眠ったのと同じくらいのスッキリ感が得られるといわれています。

また、汗に対するセルフケアには、次のようなものがあります。

  1. 体温調節をしやすい着脱可能な服装を心がける
  2. 扇子などをいつも持って歩く
  3. ウェットティッシュを常備する
  4. 適度な運動でストレスを発散する
  5. 刺激物をあまり食べないようにする
  6. 大豆イソフラボンなどのサプリメントを利用する
  7. 禁煙する

突然の発汗に対するセルフケアは、こちらの記事に詳しくまとめてあります。

さいごに

現代の女性は、社会的にも精神的にも、様々なストレスにさらされています。

そのストレスが原因で、35歳前後から更年期障害と同じような症状が起きて、ホットフラッシュに悩まされる女性が増えています。

これは、老化が早まって更年期が早く訪れたわけではありません。

それだけ過酷なストレスを抱えていながら、そのストレスを自覚・発散できない環境に大きな問題があります。

からだの症状は、心のSOS。小さなサインを見逃さずに、笑顔で過ごす日々を心がけたいですね。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。