看護師2年目の悩みで圧倒的に多いのはこの2つ!あなたも?
右も左もわからないまま、無我夢中で突っ走ってきた看護師1年目。
1年目と比べると看護師2年目になる頃には、少しだけ周りを見渡すことができるようになってきます。
しかし、2年目を迎えた看護師の多くが陥りやすい悩みがあることをご存知でしょうか?
この記事では、看護師2年目で圧倒的に多い悩みについてピックアップしてご紹介します。
看護師2年目に多い悩み1:失敗の連続で自信がなくなる
1年目の新人看護師が起こす失敗は、「初めての経験に対する知識・理解力不足」が原因であることが多いのですが、2年目で起こす失敗は主に「注意不足」と「思い込み」によるものが多くなります。
注意不足による失敗とは
看護師2年目になると、1日の業務の流れは大体つかめるようになりますが、「看護師は一般的に、どのような場面において、どんな失敗を起こしやすいのか」という事例についてはまだまだ把握できていません。
そのため、多くの看護師が失敗をしやすい場面であっても、「ここは注意すべきところだから、気をつけよう」という意識が働かず、結果的に「注意不足による失敗」をしてしまうことになります。これの繰り返しによる悩みが大きいといえます。
思い込みによる失敗とは
看護師2年目の時期は、業務の流れも把握できるようになり、基本的な仕事はできるようになります。
しかし、例外的な出来事が起こったときには「以前も似たようなケースがあったから、これも同じやり方で大丈夫だろう」などと勝手な自己判断をしがちです。
この「○○だから△△だろう」といった思い込みによる自己判断による失敗が増え、それに伴う悩みが多いといえます。
そのため、看護師2年目の時期には、「もう2年目にもなるのに、どうしてこんなにミスばかりするのだろう……」「いつもはできていることなのに、こんな初歩的なミスをするなんて……」と、自分に愕然とするようなことがあっても不思議ではありません。
看護師2年目に多い悩み2:先輩にわからないことが聞けない
これは新人看護師だけでなく、2年目の看護師にも圧倒的に多く見られる悩みです。
新人看護師の頃から先輩に「わからないことを聞けるのは新人のうちだけだから」あるいは「新人はわからないのが当たり前なんだから、積極的に聞いて」と言われた経験はありませんか?
このようなとき、先輩の言葉をそのまま鵜呑みにし、「看護師2年目はわからないことがあっても聞いてはならない」と無意識に解釈して悩みがちになりますよね。
しかし、そのような解釈をすることで、「もう看護師2年目にもなるのに、そんなこともわからないの?」などと言われるのが怖いなどという理由から、自己判断によるミスを招くケースが実際に多発しています。
とくに、看護師1年目の頃から、先輩にわからないことを聞くのが苦手な人の場合、看護師2年目になると、ますます先輩に何か言われるのではないかという恐怖にかられ、悩みはますます深まります。
しかし、確認すべきことをしなかったばかりにミスを起こすと、「どうして報告もせず、勝手な判断でやってしまうんの……?」と先輩に呆れられるといったケースもあります。
まとめ
看護師2年目における「失敗」と「コミュニケーション不足」には、いずれもさらなる失敗や悩みを引き起こす潜在的要因が潜んでいます。
失敗については、「今度から気をつけよう……」という単純な切り替えでは必ずしもうまくいかないものが多く、きちんと自分で原因と対策を考える必要があります。
また、「もう看護師2年目にもなるし……先輩が怖くて聞けない」という悩みについては、やはり、患者さんだけでなく、本当の意味で自分を守ることが必要です。
ですから、「怖くても」「キツイ言葉を言われても」「呆れられても」勇気を出して聞くことは、必要不可欠なことです。
「あのとき、恥ずかしくてもちゃんと聞いておけば、こんなことにはならなかったのに……」という事態に陥らないためにも、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と覚悟を決め、きちんと伝えていくための方法を考えるようにすることをオススメします。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。
看護師の悩み解決専門カウンセラー 坂口千絵