好きな人との距離を縮めるために知らなきゃヤバい5つのこと
アラサー、アラフォーになると「まずはお付き合いしてみよう」っていう気軽な気持ちを持てなくなります。
恋愛に対するスタンスがこれまでの経験からしっかりと確立してしまい、ちょっと「いいな」と思う相手がいても、若いころと違って勢いで動けなくなっていることが原因なのかもしれませんね。
でも、ちょっと気になるし…できればもっと相手を知りたい…お付き合いしたいな。でも、急に強引に近づくような行動はさすがにできなくなってしまった。相手にもその気があるとわかれば声をかけるはず。だけど、こちらから気軽に聞けない。気軽に誘えない…。
でもやっぱり「相手の気持ちが知りたい!」と思うあなたは必見です!
1.相手との距離から見る心の距離
心と体の距離は比例するものだといわれています。会うたびに相手との距離を縮めたいと思っているにも関わらず相手は距離を置こうとするそぶりを見せる。これは、悲しいけどまだ自分は受け入れられていないということになります。
逆に自分が相手に近づくことに抵抗を感じているとしたら、自分の気持ちは相手を受け入れたくないということになります。では、あなたに気になる人がいて距離を縮めたいと思った場合どうしたらいいのでしょうか?
アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、人にはパーソナルスペースが存在し、それは4つに分類されると提唱しています。パーソナルスペースとは他人に近づかれると不快に感じる距離のことで、相手との関係性で距離が決まります。親密な相手ほど近く、不快な相手ほど遠い距離をとる傾向があります。
- 【密接距離】ごく親しい相手のみで、手で相手に触れられる距離(0㎝〜45㎝)
- 【固体距離】相手の表情がわかる、両方が手を伸ばして指先が触れる距離(45㎝〜120㎝)
- 【社会距離】容易に会話ができる、ビジネスで用いられる距離(1.2m〜3.5m)
- 【公共距離】複数の相手が見渡せる、1人対複数の面会や講演などの距離(3.5m〜7m)
ただし、警戒心の強い方やシャイな方だとこの数値よりも余計に遠くなることもあり、逆に誰に対しても近づいてくる人もいますので、その人固有の癖も見極めながら考えましょう。
そういう人であれば、誰に対してもそうだという観点で見ることがポイントとなります。
2.好きな人のパーソナルスペースを把握する
まずは相手のパーソナルスペースを知ることから始めましょう。相手が話をする時の距離などを見ましょう。自分から出向くのではなく相手を待つ状態で見るのです。最初は遠くてもいいので、相手の心の距離を確認するのが第一歩となります。
その距離が『相手があなたに対して感じている心の距離』となります。はじめはその距離を保ちつつ、一緒に過ごしていく中で少しずつ縮めていきます。焦らずに…。
また、男性のパーソナルスペースには特徴があります。女性より男性の方がパーソナルスペースは広いこと、そして女性は前後左右一定なのに比べ男性は前後のパーソナルスペースが広いと言われています。つまり、男性は対面するよりも、左右または斜め前が安心感を与えることがわかります。
3.カウンセラーも使う「距離を縮める」テクニック
人が人を好きになるためには、まず信頼関係(心理学ではラポールといいます)を築く必要があります。そのラポールを形成するためには、「尊敬・信頼・協力・共感・平等・寛容」の姿勢を相手に示すことが必要です。
- 【ペーシング】会話中に呼吸、話し方、声のトーン、テンポ、スピードを合わせる
- 【ミラーリング】鏡で映したように体の動きやしぐさを真似する
- 【バックトラッキング】相手が話した内容をオウム返しのように繰り返し言葉にする
- 【リーディング」相手を自分のペースに引き込む
これは、カウンセラーが短時間でクライアント(相談者)とのラポールを築くために使うテクニックですが、どれもやり過ぎるとふざけていると思われたり気持ち悪がられる可能性がありますので、あくまでも「自然に」を意識する程度からはじめることがいいですね。
あくまでも相手に反発せずに「同調していますよ」ということを伝えることが目的です。
4.心の距離を縮める言葉をつかう
気になるあの人を惹きつけ、自分と近い存在と感じてもらえるような言葉遣いを改めて考えてみましょう。
「しなければ」や「すべき」 よりも、「したい」や「しよう」を意識する。長いキャリアを持っている方は、自然と合理的に考える習慣がついてしまい、言葉も主張的だったり相手にとっては攻撃的になってしまう傾向があります。大人のキャリア女子でプライドを持って仕事をしている人は特にそうなってしまいがちです。
でもここは、肩肘を張らずに「人として自然な会話を」ができるように意識を高めることが必要です。仕事と恋愛は切り離して「対等な人として」分かりあうためのコミュニケーションと考えましょう。
5.YOUメッセージではなく、Iメッセージで伝える
YOUメッセージは、例えば人に注意する時「あなたは~」とYOUを主語にして攻撃的に言ってしまうことです。審判的・批判的態度やものごとを決めつけている言い方を指します。
それに対して、I(私)メッセージは、「私は~」と私を主語にして言うことで、自分の気持ちとして伝わるという、受容的・共感的な態度や自分の意見として言うという伝え方になります。例えば、私はいまのやり方に加えて、他の○○という方法も試してみるといいと思うんだ」のような自分の気持ちを意見として言うことです。
最後に
テクニックよりも大切なものを最後にお伝えします。
相手にあなたを受け入れてもらうには、自分に対して『安心感』を抱いてもらうことです。それは、簡単に言うと相手が自分に「心を開く」状態となります。心を開かせるのではなく開いてもらうのです。
人は知らない相手に警戒心を抱いてしまいます。それは、「相手は自分を受け入れてくれないかもしれない」という心理が根底にあるから。その心理をとくには、まず自分が心を開き「自然体」で相手と接することです。
急がず慌てず強引にならずに、そして相手のパーソナルスペースを守りながらふるまうことが大切です。
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