花粉症で目が腫れる原因とかゆみを抑える7つの応急手当
花粉症の季節がやってきましたが、マスクやメガネといった対策は万全でしょうか?
花粉症の症状としてよくあげられるのが「目のかゆみ」。かゆみがひどくなり、腫れてしまうこともよくあります。
今回は、花粉が原因で目が腫れる原因と、その正しい対策法についてお話しましょう。
花粉症で目が腫れる原因
まず、花粉が目に入っただけで急に腫れることはありません。腫れる原因は、「目をこすってしまうこと」です。
花粉が目に入ると、①まずヒスタミンという物質が放出され、これによって涙が出たり目がかゆくなったりします。そして、②目をこすってしまうことで、③結膜が充血して目が真っ赤に腫れてしまうのです。
つまり、目の腫れを治すには花粉症を根本的に治すのはもちろんのこと、かゆみをやわらげて目をこすってしまわないようにすることも大切なのです。
応急的に目のかゆみを抑える方法には以下のものがあります。
1.目のかゆみに効く3大ツボ
目の周りには目に関するツボが多いのですが、「目のかゆみ」に特化したものは以下に紹介する3つです。
攅築(さんちく)
両方の眉頭から顔の外側に向かって、眉毛に沿って軽くマッサージします。強い力はNG。力の向きとしては下から上(頭頂部方向)に押します。
承泣(しょうきゅう)
黒目の真下のくぼみにあるツボ。目のかゆみを緩和します。中指で優しく円を描くようにマッサージします。
太陽(たいよう)
こめかみのくぼんだ辺りをグッと押してみて、鈍い痛みがある部分。目のかゆみを軽減してくれます。
2.カモミールのアロマオイル
カモミールのアロマオイルを濡れたハンカチに一滴落とし、目に当てておくとかゆみが治まります。濃い目に出したカモミールティーを染み込ませても効きます。
花粉症で目が腫れてしまったときの応急処置
もし、花粉症で目のかゆみが我慢できずこすってしまい、目が腫れてしまった場合の応急処置をご紹介します。
1.目を冷やす
腫れを抑えるには一番手軽で効果的です。かゆみも一時的にはやわらぎます。とりあえずすぐに症状だけを抑えたい場合は目を冷やしましょう。
2.アイスコーヒーを飲む(交感神経を高める)
花粉症の目のかゆみや腫れは、リラックスするより交感神経を高めた方が治まることがあります。交感神経を高めるならコーヒー。そして、温かいコーヒーより冷たいコーヒーの方が効果的です。
3.少量の甘いものを食べる(交感神経を高める)
低血糖だと頭がぼーっとしてしまい、かゆみも我慢できず無意識に目をかいてしまいます。チョコレートやクッキーを少し食べるだけで簡単に交感神経を高められます。
4.胸式呼吸(交感神経を高める)
腹式呼吸といえばリラックスですが、胸式呼吸はその逆で交感神経を活発にさせます。胸式呼吸は、「息を吸うときに胸がふくらみ、息を吐いた時に胸が縮まる」という呼吸です。
コツは、息を吸ったときにお腹をへこませるようにすることです。
5.点眼薬を使う
抗ヒスタミン目薬であれば、かゆみを抑えることができ、結果的に腫れるのを防げます。腫れるのを繰り返したくない場合は、かゆみを確実に抑える点眼薬がおすすめです。
ただし、2週間続けても治らない場合は病院に行きましょう。
花粉症の目の腫れでやってはいけないこと
1.目を温める
疲れ目には効果的ですが、花粉症で目が腫れるときは温めると逆効果です。血行が良くなってかゆみがひどくなり、症状が悪化してしまうこともあります。
2.目の中を洗う
目を洗うと何となく綺麗になるような気がしますが、これはドライアイの原因にもなりますので、頻繁に洗わないようにしましょう。
花粉除去効果を狙うなら、目の中を洗うより目の周辺を洗った方がいいでしょう。
3.濃いアイメイク
アイメイクをばっちりすると、花粉が付着しやすくなります。マスカラやアイラインは花粉がとくに付着しやすいので避け、アイシャドウで工夫した方がいいでしょう。
アイメイクは最小限で!
アイメイクは最小限にして、なるべくアイラインやマスカラ、付けまつ毛などは避けてまつ毛エクステなどにしましょう。
アイラインであればペンシルよりもリキッドタイプを使いましょう。
マスカラも付けた後に粉状になるので避けましょう。
つけまつ毛も痒くなりやすいのでまつげエクステにしましょう。
(出典:花粉症対策メイク|メイク方法(かわいい・ナチュラル・アイメイク)プロが教える簡単メイク)
花粉症のもう一つの悩みは、目のかゆみや涙。いつものようにマスカラやアイラインを使っていると、目をこすったり涙目になったりするたびにパンダ目になってしまいます。
そこで、アイメイクは最小限に留めるのが吉。
マスカラやアイラインは使わず、ヌーディに明るめのアイシャドーをアイホールに入れるだけ。それだけでも、意外と目力が強くなります。
どうしてもマスカラとアイラインを使う場合は、ウォータープルーフタイプを使い、重ねすぎないように気をつけて。
さいごに
花粉症で目が腫れると、外出も億劫になりますよね。
目が腫れるのを防ぐには、かゆみを抑えることが必須です。早めに正しい対策法をして、気持ちよく外出ができるといいですね。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。