辞めたいけど切り出せない。でもこのままいたら潰れそう。どうにか円満退社する方法は…? 〉〉

オリエンタルなストレス解消法「軟酥(なんそ)の法」

バラの花びらの上を歩く修行僧

「なんだかストレスが溜まってきなー」と感じたとき、あなたはどのようにそれをリセットしているでしょうか?

自分なりの方法を複数持つことは、心の余裕につながります。「好きな音楽をかけてドライブしながら歌う」「ジムで走って思いっきり汗を流す」「滝のそばにマイナスイオンを浴びに行く」。

人によっていろんな方法があると思いますが、ここでは自宅で手軽にできて、溜まったストレスをザバーッと洗い流す「即効性」のある秘法をあなたにご紹介します。

この秘法、名前を「軟酥(なんそ)の法」といい、寝禅による内観法の一種になります。

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白隠禅師の教わった軟酥(なんそ)の法

断崖絶壁で瞑想する女性

軟酥の法は江戸時代の臨済宗の名僧、白隠禅師によって広められたといわれる方法です。白隠禅師は若い頃あまりに激しい修行を重ねたために、心身の健康を損なったとされています。

今でいう肺結核とうつが合併したような症状だったようで、体と心は疲れ果てて不眠になり、幻覚をみるようになったそうです。

どんな治療法を試してもまるで効果がなく途方に暮れていた折、京都の名僧、白幽上人から教えられたのがこの方法だったそうです。白隠禅師はそのときの体験を73歳の時に「夜船閑話(やせんかんわ)」という書物に書き残しています。

言い換えれば「軟酥の法」とは、呼吸とイメージで心身ともに深いレベルでリラックスする瞑想法です。よくある怪しい催眠の類ではなくリラックス法です。

ストレスに極限まで追い詰められ…。

みんなネガティブ思考

僕がこの方法を知ったのは今から7年ほど前のことです。当時、未体験レベルの激しいストレスの中にいました。

仕事・家庭ともにありえないほどのストレスを抱えて四六時中、不安・心配ごとが頭から離れず不眠がちになりました。そのせいで日中の仕事でも集中力を欠き、ミスを連発する始末。

ミスをすれば、それをカバーするための余計な仕事が増えそこでまた別のストレスを抱えるようになります。こうなってしまっては、この悪循環から逃れられません。

眠れなくても、朝は必ずやってきて出社の時間になります。どうすることもできず、2ヶ月ほどそんな日々を続けました。

最後は、睡眠不足から思考停止を経て人格が崩壊しかけ、生き死にを考える寸前までいきました。

ストレスのリセット効果

植木鉢から水を抜く子供

そんなときに出会ったのが、今回紹介する「軟酥の法」です。今から思うと命綱だったのですが、当時はまったく期待もしてなくて気休めの「おまじない」のつもりでした。

でもこれを半月くらい続けたら、とても気分が軽くなりました。これで「何か問題が解決した」というよりは、これをすることで「ストレスが積み重ならない」といったほうが正確かもしれません。

「軟酥の法」はその時点で抱えている悩みや不安をすべて体外に出してしまうためのメンタルデトックス法です。

心のバケツから溢れる前に、ストレスという水を捨てる。すると、またカラのバケツで翌日を迎えられる。そして同じように、バケツから溢れる前に水を捨てる。いってみれば、そんなイメージです。

以来、僕は断続的なストレスにはこの方法で対処しています。あなたも、「軟酥の法」を人生のお供に連れて行ってください。


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軟酥の法―実践編

ここからは、具体的なやりかたを説明します。あとで動画を見ていただくとよりイメージしやすいでしょう。

1.床に仰向けになり体を伸ばす

寝禅といいましたが姿勢は坐禅でも立禅でも寝禅でもOKです。つまり座っても、立っても、寝ても気軽にできるということ。僕の場合は一番楽な寝た姿勢でやることが多いです。

2.体の力を抜き呼吸を深く整える

自分の鼻の上に羽毛が一枚乗っているのをイメージします。その羽毛が飛んでいかないよう呼吸を整えることから始めます。

3.額の上に「軟酥」が乗っている状態をイメージする

「軟酥」というのは牛乳を煮詰めて作ったクリーム状の液体を卵大に固めたバターのようなものです。次第に「軟酥」のわずかな重みを感じてくるはずです。

その状態のまま、全身に日の光を浴びている様子をイメージします。やがて、軟酥は日光と体温でだんだんと柔らかくなって溶け始めます。

するとあたりにはなんとも言えない良い香りが漂い、溶け出した「軟酥」はあなたの体の上をゆっくりと流れ始めます。額から顔、耳、耳から頭の裏へと流れていきます。

そして顔から首、両肩、両腕、胸へと流れていきます。続いて、胸から腹、股関節から両足へと流れながら、「軟酥」は肌の上を流れるだけではなく、体内にも染み込み五臓六腑に行き渡ります。

体内に染み渡った「軟酥」には、体中の悪い物が一緒に溶け込みます。そして体中を巡った「軟酥」は、最後はかかとから体外に流れ落ちます。

このときにあなたの中に溜まっていた疲れやネガティブな感情も、「軟酥」と一緒に押し流されていきます。

ゆっくりと時間をかけてこの一連の流れをイメージしてください。動画ではイスに座っていますが、これでも同じことができます。

まとめ

アーユルヴェーダ

いかがだったでしょうか?
実は、これと似たことはヒーリングサロンでも行われています。「アーユルヴェーダ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

アーユルヴェーダとはインドの伝統的医学のことですが、その中に「シロダーラ」という治療法があります。

これは脳のマッサージとも呼ばれ、インドでは不眠症や精神疾患・過度の精神疲労などの治療として行われています。

シロダーラでは、額の一番敏感な部分に一定量・一定温のオイルを垂らし続けることによって一種の瞑想状態をもたらします。

「身体は眠っているのに意識はある」

その意識がたゆとう舟のように行きつ戻りつし、もう自分がどこにいるのかさえわからなくなるそうです。その感覚が、前述した軟酥(なんそ)の法によく似ています。

シロダーラは全国のサロンで施術を受けられるようですが、まずはこの「軟酥の法」を試してみてはいかがでしょうか。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。

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