顔と肌の保湿&低刺激がカギ!乾燥によるかゆみを防ぐ10の対策
空気が乾燥するこの季節、顔も肌も体全体が乾燥している。体のかゆみが気になる。
あなたもそんな肌トラブルに悩んでいませんか?
顔や肌が乾燥するとかゆみが気になってつい爪で掻いてしまう。そうすると、さらに体のあちこちでかゆみを感じ、掻きむしる悪循環に陥ってしまう…。
そんな負のスパイラルを断ち切る方法をご紹介します!
顔や肌のかゆみは、異常を知らせるサインです
かゆみは肌に何らかのトラブルが起きた時のサインです。
痛みの神経があるように、肌に何らの異常が起きた際には、かゆみとして知らせる「かゆみ神経」があります。
ただ、このかゆみ神経は厄介なことに以下のように色々な原因で過敏に反応しやすいという性質を持っています。
- アレルギー物質に触れた
- アレルギー物質が体のどこかにある
- 顔や肌の乾燥
- 発汗
- 温度変化
- 空調や風による刺激
- 皮膚や顔に炎症がある
- 吹き出物や湿疹がある
- ダニがいる
- ストレス過多
- ビタミンや栄養素の不足
- 加湿不足
こういった様々な原因で、顔や体はかゆみを感じます。特に、秋から冬の季節で感じる顔や体のかゆみは、皮膚の乾燥に起因するかゆみが大半です。
肌の角質は、水分と皮脂とのバランスが大切
肌表面の角質層は、体の保護層として機能しています。この機能を十分に果たすためには、適切な水分と皮脂のバランスが重要です。
- 角質を作るビタミンや栄養素の不足
- 間違ったスキンケア方法
- 間違った入浴方法
こうした原因により、水分を保持できなくなった角質はひび割れを起こし、白い落屑となってはげ落ちてしまい、未熟な真皮が露出してしまいます。
ひ弱な真皮は外部からの刺激によって傷つきやすく、刺激で炎症を起こすとサイトカインというかゆみを引き起こす物質を分泌します。
それによって、強いかゆみを感じてつい掻いてしまうと、炎症が更に強くなり、その部位以外のかゆみ神経が過敏になっていくことになります。
ということは、そもそもの原因として「角質の水分」を保持できれば、顔や肌の乾燥を防ぎ、かゆみの発生を抑えられるということになります。
顔や肌の水分が奪われる原因は「間違ったスキンケア」による強い刺激
顔や肌の水分が奪われてしまう大きな原因の一つは、実は私たち自身の間違ったスキンケアというケースが多いのです。
例えば、湿度が下がる季節にも関わらず、刺激の強いクレンジングやボディーソープ、さっぱり系の化粧品を使い続けることは、角質の水分不足に拍車をかけることになります。
また、シャワーや入浴方法にも、問題がある場合があります。
寒い季節は、とにかく体を温めようと、熱いお湯に長時間浸かったり、強い勢いで熱いシャワーを顔や肌に直接当ててしまったりしがちです。あなたも心当たりはありませんか?
しかし、私たちが心地良いと感じる程度の熱さでも角質にとっては刺激が強すぎてしまい、熱により角質の水分はどんどん蒸発していきます。
①湿度が低い季節にも関わらず、夏と同じように顔や肌へのスキンケアを行う②寒いからといって顔や肌に直接熱いお湯をかける。これらのことが原因で、肌が乾燥し、角質はひび割れ、それがかゆみを引き起こす原因になっているのです。
顔や肌の保湿と低刺激でかゆみを軽減する10の対策
では、顔や肌の乾燥を防ぎ、かゆみを解消するためには、どんなケアが有効なのでしょうか。
- 入浴の温度は37~40度程度でゆっくり入浴
- 保湿剤入りの入浴剤を使用する
- 体を洗う時はナイロン製のタオルを使わない
- スクラブ入りの洗顔料を使わない
- 洗顔は、温度の低いお湯で洗い流す
- 洗顔・入浴後の肌をこすらずタオルで押さえ拭きをする
- 洗顔・入浴後はできるだけ早く保湿成分入りの化粧品やローションを塗る
- アクリルなど静電気が起きやすい衣服を避ける
- 部屋の加湿や空調の向きに気を配る
- 皮膚に必要なビタミン・栄養素を十分にとる
こうした対策をとることで、顔や肌の乾燥によるかゆみを軽減することができます。
まずは、入浴方法と洗顔方法の見直しから実践してみて下さい。それだけの工夫で、ずいぶんかゆみが楽になると思いますよ。
乾燥肌のかゆみ対策クリームはこちらの記事で紹介しています。
▶︎乾燥肌のかゆみにはこれ!尿素+〇〇配合クリームが正解
肌の乾燥によるニキビでお悩みの場合にはこちらをどうぞ。
▶︎かゆみを伴う顎ニキビ。跡を残さずキレイに治す方法とは
さいごに
乾燥する季節ならではの、顔や肌の乾燥を予防し、かゆみを引き起こさない方法について解説してきました。
かゆみの神経は、刺激を受けると過敏に反応しがちです。ですので、「余計な刺激を与えないこと」。これが一番のかゆみ対策になります。
顔と肌に優しさと潤いを与えることを意識する。まずは、そこからはじめてみて下さい。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。