飲む日焼け止めヘリオケアの種類と成分・副作用は?
ヘリオケアといえば、飲む日焼け止めの中でたぶん一番有名なサプリメントですよね。
そして多くの方が抱いてるヘリオケアのイメージは、たいていこんな感じではないでしょうか?
- 飲む日焼け止めの元祖
- 海外製飲む日焼け止め
- シダ植物由来ファーンブロック配合
- とにかく粒が大きい
- カプセルの色が派手で毒々しい
飲む日焼け止め歴は5年半以上の私ですが、飲む日焼け止めデビューはヘリオケアでした。
私はヘリオケアを約1年間飲んでましたが、だいたい上のイメージであってますね笑
元祖・飲む日焼け止めというイメージどおり、ヘリオケアは世界で初めて市販されたスペイン製の飲む日焼け止めです。海外製の飲む日焼け止めの中では今でも一番有名ですよね。
このヘリオケア、もともとは美容クリニックのみで取扱いされており、知る人ぞ知る美意識高め女子&美魔女専用アイテムでした。
それが、2015年頃にTV番組で取り上げられたことから、広くその存在が知られるところとなりました。
今回はヘリオケアを約1年飲み続けた私がよく質問される内容をまとめてみました!
(私、今は別の飲む日焼け止めを飲んでいますが…その理由は後述します)
ヘリオケアってニュートロックスサン配合じゃないんでしょ?
ヘリオケアの日焼け止め成分はファーンブロックです(PLエキスと呼ばれることもあります)。
ファーンブロックというのはシダ植物由来の特許成分で、シトラスとローズマリー由来のニュートロックスサンよりも長い歴史をもつ成分です。
このファーンブロックにはフリーラジカルを破壊してくれる作用があります。
【フリーラジカルとは】皮膚に紫外線が当たると発生し、細胞を損傷させてシミやしわの原因となるもの。
ファーンブロックをはじめ、飲む日焼け止めの成分に関してもっと詳しくは、以下の記事をどうぞ。
ヘリオケアって何時間くらい効き目が持続するの?
ヘリオケアの日焼け止め成分・ファーンブロックの持続時間はおよそ4〜5時間とされています。
長時間の外出時には、4時間毎に飲み足さないといけません。塗り直すより手間はラクですが、ここが残念なポイントでもあります。
ヘリオケアって粒もかなり大きいんでしょ?!
「そんな大げさな…」と思うかもしれませんが、錠剤を飲み込むのが苦手な私にとっては、4時間おきにこれを飲むのはわりと苦痛だったんです。。
参考までに、サイズ感を載せておくとですね…
▲市販かぜ薬エスタックTRカプセル全長18.8mm。
▲日本製飲む日焼け止めP.O.L.Cのカプセル全長19.1mm。
▲ヘリオケアウルトラDのカプセル全長21.2mm。
(上)エスタックTR
(中)P.O.L.C
(下)ヘリオケアウルトラD
ヘリオケアって何種類かあるけどどれがいいの?
ヘリオケアシリーズにはヨーロッパ向け、アメリカ向け、アジア向けなど全部で6種類の製品があります。
なかでも、ヘリオケアの上位版ヘリオケアウルトラにビタミンDが配合された最上位の「へリオケアウルトラD」がシリーズの中では一番人気。
【ヘリオケアシリーズ】
- ヘリオケア:
ファーンブロック240mg・ヨーロッパ向け - ヘリオケアアンチオキシダント:
ファーンブロック240mg・アメリカ版 - ヘリオケアウルトラ:
ファーンブロック480mg - ヘリオケアウルトラD:
ファーンブロック240mg・+ビタミンD - ヘリオケアピュアホワイトラディアンス:
ファーンブロック240mg・アジア向け - ヘリオケアフォーキッズ:
ファーンブロック240mg・子ども向け
以下に、6種類のヘリオケアシリーズをザッとご紹介します。
1.ヘリオケア
ファーンブロック240mg配合・60粒。βカロテン・グリーンティーエクストラクト配合。秋冬など紫外線の少ない季節はこちらでOKでしょう。
・Amazon取扱なし
・楽天市場取扱なし
・Yahoo!ショッピング取扱なし
2.ヘリオケア アンチオキシダント
ヘリオケアのアメリカ版です。ファーンブロック240mg配合・60粒。ヘリオケアとほぼ同じ成分です。価格はもっともお求めやすいヘリオケア。
★★★★4
わたしはヘリオケア・アンチオキシダントを飲んでいて日焼け防止になっているなと感じます。
ただ肌に塗る日焼け止めとの併用なので、どれくらい効果があるかわわかりません。
*時期によりデザイン/カプセル色が変わっています。
3.ヘリオケア ウルトラ
ファーンブロック480mg配合・30粒。ビタミンC・ビタミンE・ルテイン・リコピンを配合。春夏など紫外線量の多い季節はこちらを。ただし、ビタミンDをサプリで摂取していない場合は次のウルトラDオーラルがおすすめです。
4.ヘリオケア ウルトラD
ヘリオケアシリーズではこちらが最上位版になります。ファーンブロック480mg配合・30粒。
一般的に「ヘリオケア」という場合は主にこの「ウルトラD」を指すことが多く、市場に流通しているヘリオケアは8〜9割がこのタイプになります。
ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・ルテイン・リコピンを配合。紫外線をカットし過ぎてしまうとビタミンDが不足します。
ビタミンDをサプリで補っていない場合には、こちらのウルトラDがおすすめです。
★★★★★5 ピリピリが無くなりました
今まで30分の自転車通学の時だけでも肌がピリピリしていたという娘ですが、ピリピリが無いと喜んでいます。
放課後や土日に屋外でクラブの試合がある時もこれで安心、と言っていました。
出典:Amazon
★★★3 残念!アレルギー発症してしまいました
確かに効果はあります。一日炎天下のディズニーランドに居た日も、2錠で乗り切れました。日焼け無しです。
塗る日焼け止めがとにかく嫌いで、結局汗で流れるのか効果もないのが悩みだったのですが、これで解決!と1瓶の3/2ほど飲んだところで、全身蕁麻疹が発症してしまいました。
多少はアレルギー体質ではあるのでしょうがないですね。
出典:Amazon
注)日焼け止め成分ファーンブロックの原料「シダ植物」はアレルギー性が高いため、花粉症やアレルギーをお持ちの方の中には体質に合わない方もおられるようです。
5.ヘリオケア ピュアホワイト ラディアンス
ファーンブロック240mg配合・60粒。世界80カ国以上で愛されるヘリオケアから発売されたアジア人向け製品。
L-シスチン・ビタミンC・ザクロエキス配合で、美肌に特化した仕上がりです。
37歳 敏感肌 ★★★3
私はお知り合いに頼んで購入しましたが同様他社商品をずっと飲用していました。
こちらの商品は日本人向けに開発発売されている事を知り、お知り合いから購入しました。
値段とのパフォーマンスにやや評価不満ですね
出典:@cosme
33歳 混合肌 ★★★★★5
仕事や旅行などで紫外線を浴びる機会が多い私ですが、今のところ、シミはほとんど出来ていないし、ヘリオケアのおかげかなーと思っています☆
出典:@cosme
6.ヘリオケアフォーキッズ
ファーンブロック240mg配合・28包。オレンジ味の顆粒で飲みやすい♪子供向けにつくられた日本国内限定品です。
★★★★★5 子供用があって良かった~
大人用のカプセルは苦手なので、こ子供用は、粉タイプでよいのですが、家の子は、少し酸っぱいらしいです。ですが、夏は、小学校に行く前に飲ませてます。
出典:Amazon
へリオケアは美容クリニックでも取り扱い実績あり
日焼け止め成分のファーンブロックに関しては論文も出ており、一定の信憑性のあるものだといえます。
美容クリニックでも取り扱っているところが多く、長く支持されている飲む日焼け止めサプリメントです。
ヘリオケアの色が毒々しいんだけど成分や副作用は大丈夫?
「この派手なカプセル…ヤバイ色素が入ってるんじゃない?」
ヘリオケアのカプセルは日本製にはないような派手な色がついてるため、これもよくいわれます。
結論からいうと、
「添加物が気になる人は、ヘリオケアはやめておいた方がよい」
ということになります。
その理由は2つあります。
【ヘリオケアをゴリ押ししない理由】
- ヘリオケアはスペイン製品のため、厚生労働省の定める食品添加物の基準に準拠していないこと。
- 無理にヘリオケアにこだわらなくても、国産の良い飲む日焼け止めサプリがたくさんあること。
とくに問題視されている添加物は、ヘリオケアのカプセルに使用されている以下の着色料です。
【ヘリオケアで問題視されている添加物】
- 酸化チタン・二酸化チタン(白色の着色料)
- 食用赤色40号
- 食用青色1号
これに関して少しだけ補足すると、
オレンジ✕濃緑色のカプセル「ヘリオケアウルトラD」には着色料として酸化チタンが使われています。
紫色のカプセル、アジア人向けの「ヘリオケアピュアホワイトラディアンス」には同じく二酸化チタン、食用赤色40号、食用青色1号が使われています。
これらの成分はそれぞれ、発がん性や腎臓への有害性などが指摘されていて、二酸化チタン、青色1号はヨーロッパでは使用が禁止されている国もあります。
ちなみに日本では使用を禁止されていないため、例えば食用青色1号はかき氷シロップのブルーハワイなどに使用されています。
それは、日本製品の食品添加物は厚生労働省が定めた「製法や使用量」などの基準(食品添加物公定書)に準拠しており、安全性が確保されているためです。
一方、ヘリオケアはスペイン製品のため、日本(厚生労働省)の基準が適用されず、したがって使用に際しては各自の判断に委ねられることになります。
ヘリオケアと日本製飲む日焼け止め結局どっちがいいの?
これに関しては「海外製」と「日本製」の比較というよりは、ヘリオケアの日焼け止め成分「ファーンブロック」と日本製品の日焼け止め成分「ニュートロックスサン」の比較になるかなと思います。
「飲む日焼け止めの成分とは」の記事にも書きましたが、私個人的には、あらゆる面でニュートロックスサンが優れていると思っています。
その理由は3つあります。
【ニュートロックスサンが優れている点】
- ニュートロックスサンの紫外線防御効果がファーンブロックに比べ2倍ほど高いこと
- 持続時間も丸1日(ファーンブロックは4〜5時間)と長いこと
- 紫外線を浴びた後に飲んでも効果があること
ほとんどの日本製飲む日焼け止めの主成分はニュートロックスサンです(ロート製薬のヘリオホワイトなど例外はあります)。
日本製の飲む日焼け止めのおすすめは、以下の記事で紹介してますので参考にしてくださいね。