花粉症が喉にくる!咳が出て息苦しいときの対処法3つ
花粉症の季節になると、目がかゆくなったり鼻がむずむずして鼻水やくしゃみが出ることが増えてきますよね。
この花粉症は喉にも症状が出ることがあります。つまり、咳が出たり息苦しいといったものです。
喉の症状は花粉症として認識されにくいため、「私はまだ花粉症になったことがないわ」と思っている人も、じつは既に花粉症の症状が出ているかもしれません。
今回は、花粉症で咳や息苦しいといった症状が出てきた場合の対処法をお話しましょう。
花粉症で咳が出て息苦しくなる2つの原因
花粉症で咳や息苦しい症状が出る原因は、大きく2つに分けられます。
1.喉に花粉が付着し、アレルギー反応を起こす
喉に花粉が付着すると、アレルギー反応を起こして喉の痛みを感じたり咳が出たりします。気管支や肺が炎症を起こすと、咳がひどくなり息苦しさを感じることがあります。
2.花粉症で鼻がつまり、二次症状が出る
一般的に、花粉症の喉の症状は鼻づまりが原因であることが多いようです。花粉症で鼻がつまり、口呼吸をしてしまうことで喉が乾燥し、咳が出たり息苦しくなったりするのです。
花粉症で咳が出て息苦しいときの3つの対処法
前述した2つのうちどちらが原因にせよ、喉に症状が出てしまうと早く治したいですよね。喉の症状への主な対策法は以下の3つがあります。
1.鼻うがいをする
咳だけでなく鼻づまりも感じる人には、最も確実な対策法です。鼻うがい専用の食塩水があるので、それを利用してみましょう。
鼻うがいのやり方は、まず洗浄液を入れた鼻うがい専用の容器を鼻に差し込み、少しずつ容器を傾けます。力を抜いた状態で「あー」と言いながら洗浄液を流し込むと、鼻を通って口から流れてきますので吐き出します。
洗浄液はしょっぱいので、口から出すのに抵抗がある場合は反対の鼻の穴から出しましょう。とにかく、力を抜いて洗浄液を流し込むことがポイントです。
食塩水の作り方も解説している、鼻うがいの参考動画はこちらです↓
2.はちみつや生姜を入れた紅茶を飲む
殺菌作用のあるはちみつや生姜を入れた紅茶を飲むといいでしょう。咳などの喉の症状によく効きます。紅茶は、うがいにも使えて効果的です。
こちらの記事でも紹介していますが、普通のはちみつの8倍もの殺菌作用をもつスーパーフード「マヌカハニー」はとくにおすすめです。
関連記事 ▶︎【マヌカハニー】噂のスーパーフードの効果!花粉症にも効くの?!
3.花粉症の注射を打ってもらう
花粉症の注射で症状を抑えたり治したりすることができます。
症状を抑えるヒスタミン、ステロイド注射は1000円くらいで、完治を目指すアレルゲン注射は1回500円~1000円です。アレルゲン注射の場合は、継続的な注射が必要です。
アレルゲン注射のみ保険が適用され、ヒスタミン、ステロイド注射は全て実費となります。
ステロイド注射は症状を抑える効果が強い反面、次のような副作用もあります。
- 免疫力の低下
- ホルモンバランスの乱れ
- 内臓疾患
- 血糖値が上がる
- 胃潰瘍
副作用には個人差があります。一度副作用が出ると、薬が体内から消えて副作用の症状がおさまるまでには時間がかかります。効果は確実ですが、リスクも伴うものです。
また、あまりに値段が高すぎる場合は、医師の説明をしっかり受けるか薬品名を聞いて調べておいた方がいいでしょう。
じつはあまり効果がない?改めたい花粉症対策3つ
よく紹介される花粉症対策でも、効果があまり実感できないものもあります。
1.空気清浄器
花粉症対策でよくある空気清浄器ですが、室内に浮遊している花粉であれば吸い取ってくれますが、花粉は重いのでいずれ床に全て落ちます。
床に落ちた花粉は空気清浄器では吸えないので、空気清浄器だけでは完璧な花粉対策は難しいのです。
2.掃除機
掃除機で床に落ちた花粉を取ればいいんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それもなかなか難しいのです。
掃除機の風圧で花粉が細かくなり、排気口をすんなり通ってしまうことがあります。また、排気口から出る風で床の花粉が飛び散り、きちんと花粉を取るには難しいといえます。
ぞうきんで拭き取るのが一番確実です。
3.服についた花粉をはらう
これは、玄関に花粉が飛び散りそれを吸ってしまう原因になりますので、避けましょう。脱いだらすぐに洗濯機に入れて洗うか、ガムテープなどで花粉を取るのがいいでしょう。
さいごに
花粉症で咳や息苦しい症状が出ると、悪化して喘息になってしまう危険性もあります。早い段階での対策はもちろん、日頃の花粉対策も重要です。
掃除機ではなく拭き掃除をするなど、手間はかかりますが、正しい対策ができれば花粉症に悩まされることもなくなるでしょう。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。