冬だって日焼け止めは常識!本当は怖い冬季紫外線5つの事実
「冬の紫外線程度で日焼けなんてしないでしょ?」
もし、そんな風に考えていたとしたら、この記事の内容は少しショッキングかもしれません。
というのも、シミ、しわ、たるみを防ぐためには
○:冬の油断が致命的ダメージになる
という認識が正しいからです。
おそらく多くの方が油断してしまっている理由は、
「8月に日焼け止めなしに外出する人はいなくても、1月に日焼け止めを塗る人は多くないから」かもしれません。
でもそれは、多くの人がこの記事でお伝えする「冬の紫外線についての5つの勘違い」をしているせいかもしれないんです。
あなたもぜひ、無意識のうちにしている勘違いはないかチェックしてみてくださいね。
冬も日焼け止めは必須!冬季紫外線5つの事実
冬の紫外線に関する誤解・間違ったイメージのせいで、みずから肌老化の原因をつくってしまう人が後を絶ちません。
今からお話しする5つの事実、あなたはいくつ知っているでしょうか。
1.冬でも紫外線A波(UVA)の量はそれほど減らない
冬は紫外線が弱いイメージがありますが、
それは紫外線B波(UVB)の話。
紫外線A波(UVA)は季節変動が少なく、
1年を通して降り注いでいます。
地上に降り注ぐ紫外線には2種類あるんです。
上図は紫外線の年間変動グラフです。●UVAは●UVBほど大きな変動がないのがわかります。
- UVBは夏のピーク時に比べて、
冬は1/5程度に減る(12,1月が最低) - UVAは夏のピーク時に比べて、
冬でも1/2程度と変動率が少ない
地上に降り注ぐ2種類の紫外線、UVAとUVBには
それぞれ以下の特徴があります。
UVA(紫外線A波)
地上に降り注ぐ全紫外線量の約95%を占めます。紫外線A波(UVA)は肌の奥の真皮層まで届き、肌深層部にダメージを与え、シミやしわ、たるみといった光老化を引き起こします。
UVB(紫外線B波)
地上に降り注ぐ全紫外線量のうち約5%がこちら。紫外線B波(UVB)は、肌表面に大きなダメージ=サンバーン(日焼け・炎症)を引き起こします。
紫外線の季節変動は地軸の傾きが原因。冬の太陽光は照射角度が鋭角で、オゾン層を通過する距離が長くなります。
出典:株式会社コーセー
だから、オゾン層で吸収されるUVBは冬の間はグンと減るのですが、ほぼ吸収されないUVAは年間を通じて変化が少ないのです。
シミやしわ、たるみの原因UVAの量は冬でも
日焼け・炎症の原因UVBのように減少しない。
冬の紫外線対策がいらないはずがありませんね。
2.紫外線量が減っても浴びる時間が増えている
「冬は紫外線が弱いから日焼けなんてしない!?」
これは大変な間違いです。
太陽の光を浴びている限り、日焼けはします。
肌に受ける紫外線ダメージは、紫外線の強さだけで決まるのではありません。
肌に浴びた紫外線の量は以下の公式で決まります。
= 紫外線の強さ × 紫外線を浴びた時間
理論上は紫外線が1000でも浴びた時間が0なら、
紫外線ダメージは0ということになります。
紫外線が弱いからといって、その分長く浴びていたら夏と変わらないダメージを受けるということなんです。
前述のとおり、冬のUVAは夏のピーク時の1/2程度です。
つまり、冬の20分の日光浴は真夏の炎天下で10分紫外線を浴びたのとほぼ変わらないということ。
「紫外線を浴びた時間」についていえば、夏より冬の方がきっと増えているはずです。
たとえば、
- 駅までの道のり、暖かい日なたを選んで歩いていませんか?
- ランチのお店やカフェでは日の当たる席に座っていませんか?
- 自宅の窓際にテーブルやソファを置いていませんか?
思い当たることはないでしょうか?
冬は自らすすんで紫外線を浴びてしまう傾向があるため要注意なんです。
3.冬の日焼けは肌深層部で無自覚のまま進行する
冬に多く降り注ぐUVAの特徴をひと言でいうなら、サイレントキラー、時限爆弾といったイメージ。
浴びた直後に目に見えるダメージを与えるのではなく、内側からじわじわエラスチンやコラーゲンを破壊していき、ダメージはある日シミやしわとなってあらわれます。
出典:http://www.emuart.jp/
UVBによる日焼けのように、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりといったたちまちの自覚症状がないため油断してしまうのですね。
冬のUVAによる日焼けは肌の奥深くから光老化を進行させ、その影響はシミやしわ、たるみとなって肌表面にあらわれます。
- 「冬の日差しで日焼けなんてしないでしょ」という思い込み
- 長時間、紫外線にさらされている自覚ないこと
真夏の8月に日焼け対策をしない人はほとんどいないでしょう。
ですが、真冬の12月〜2月はなんの紫外線対策もせずに外出してるという人は意外と多いのではないでしょうか?
紫外線は年中降り注いでいるという意識をもつことが大切です。
4.乾燥する冬は肌バリアが弱くなっている
冬の乾燥は肌のバリア機能を低下させてしまいます。
出典:https://www.laroche-posay.jp/
乾燥でバリア機能が低下した冬の肌は、
紫外線の影響をより受けやすくなっています。
もともと肌の奥まで届くUVAが肌バリアのすき間をぬって、より大量に肌の深層部まで到達してしまうためです。
そして、真皮に到達したUVAが「メラノサイトの活性化」や「コラーゲンやエラスチンの破壊」を促進することに。
結果、シミ・しわが夏場よりもできやすくなるという専門家の意見もあります。
5.冬の紫外線は低い位置から顔全体に浴びている
夏と冬では太陽の高さと角度が違います。
その原因は、地軸の傾きと地球の公転にあります(そういえば理科の授業で習ったような^^;)。
地球は23.4度傾いた状態で1年かけて太陽の周りを1周まわっています。
上図の左端が夏至(6/21)、右端が冬至(12/22)の地球の位置になります。
地軸の傾きがあるため、季節によって地球(日本)への太陽光の照射角度が変わります。したがって、日焼けのしかたも夏と冬では違うのです。
出典:http://anessa.shiseido.co.jp/aw/
夏の太陽は位置が高く、紫外線はほぼ真上から降り注ぐため、鼻や頬骨など位置の高い箇所が焼けやすい傾向にあります。
それに対して秋冬の場合は、
出典:http://anessa.shiseido.co.jp/aw/
秋冬の太陽は位置が低く照射角度が浅いため、
顔全体に紫外線を浴びていることになります。
冬に日焼け対策がいらないなんて、本当にとんでもない誤解なんですね。
また、冬の日焼け止め選びには夏とは違うポイントがあります。
冬の日焼け止め選びのポイントは2つ
日焼け対策は1年を通して必要です。
ですが、
1年中同じ日焼け止めを使用するのは間違いです。
1.SPF/PA値が低いものを選ぶ
理由は、紫外線防御力が高い日焼け止めほど、
肌にかかる負担も大きいからです。
肌に1年中大きい負担をかけるというのはおすすめできません。
それに冬の紫外線は夏と比べて少ないので、夏のようにSPF/PA値の高いものは必要ありません。
ちなみに、SPF/PAはざっくりいうとこうです。
【PA】 UVA(しわ・たるみの元)を防ぐ値
シーン別の目安を載せておきますね。
冬の日常生活なら
冬場は普段の生活なら、
【SPF】10 【PA】+で十分対応できます。
半日(3時間〜)ほど出かける場合は、
【SPF】15〜20 【PA】+だと安心です。
UVカット能力よりも紫外線吸収剤不使用のものやオーガニックなど、肌への優しさを重視しましょう。
ゲレンデに行くなら
【SPF】30 【PA】++
これを最低の目安にしてください。
スキーやスノボなどウインタースポーツをする際には、真夏と同レベルの対策が必要です。
その理由は3つあります。
- 標高が高く太陽に近い
- 直射日光を遮るものがない
- 雪からの照り返し(夏の砂浜より強い!)
夏の砂浜の反射が10~20%なのに対し、雪面では紫外線の80~90%が反射するといわれています。
また、頻繁に塗り直せるとは限らないので、汗をかきそうならウォータープルーフのものを選びます。
2.保湿成分入りのものを選ぶ
乾燥でバリア機能の低下した肌に紫外線を浴びると、水分の蒸発を促してさらに肌が乾燥してしまう…という悪循環におちいってしまうことに。
それを防ぐために、日焼け止めも保湿成分配合のものを選びたいところです。
ただ、いくら肌に優しいといっても、当然塗らないよりは肌の負担になります。
通年UVケアで肌に1年中負担をかけないために、
日焼け止めクリーム以外の対策も確認しておきたいところです。
日焼け止めクリーム以外の冬の紫外線対策は?
保湿をしっかりして肌バリア強化を
前述したとおり、乾燥してバリア機能の弱くなった肌で紫外線を浴びてしまうと、肌が受けるダメージは大きくなります。
また、乾燥は肌のターンオーバーを乱す原因でもあります。ターンオーバーが乱れがシミの原因の1つであることは、もうよくご存じですよね。
空気が乾燥する冬は、日焼け対策とあわせて保湿のスキンケアが重要になります。
冬の日焼け対策には帽子や小物も有効
冬は長袖・重ね着のため、腕や足が焼けることは考えにくいです。
そのため、冬の日焼け対策は「顔」「首」「手」の3ヶ所にフォーカス!
帽子、マフラー、スヌード、手袋など日焼け止めクリーム以外にも、小物を上手に利用しましょう。
試しにグーグルで「冬 紫外線対策 帽子」と検索してみたら、たくさんありました↓
いろんなタイプの帽子があります。ちなみに、つばの長さが7㎝あれば紫外線を60%カットできるそうです。
肌奥に染み込む冬の紫外線対策には飲む日焼け止めのインナーUVケアが◎
日焼け止めクリームや帽子でも防ぎきれないのが、目から入る紫外線です。
目から入る紫外線でも日焼けすることをご存知ですか?
怖ろしいことに、肌に一切紫外線を浴びなくても
目からの紫外線がシミやしわの原因になるんですよ。。
そこでおすすめなのが、女優さん・モデルさんにも愛用者が多い飲む日焼け止めです。
飲む日焼け止めにはこんなメリットがあります。
- 塗り忘れ、塗り直し、落とす手間がない
- 肌に一切負担をかけない。敏感肌も関係ナシ
- 塗らないので敏感肌でも関係なし
- 360度全方位紫外線カットで安心
- 目から入る紫外線もカットできる
- 過度なUVカットによるビタミンD不足
の心配がない - 紫外線を浴びた後で飲んでも効果がある
- シミくすみ改善効果がある製品もある
具体的に2大人気サプリをご紹介しておきます。
迷ったらホワイトヴェール、シミ対策兼用ならリブランコート。
日焼け止めサプリならこの2択がおすすめです。
発売以来安定の人気No.1! ホワイトヴェール
通年の紫外線対策なら、日焼け止めサプリ安定の
一番人気ホワイトヴェールがおすすめです。
待望のシミくすみ改善効果も! リブランコート
日焼け止めサプリに美肌効果(保湿・シミくすみの改善効果)も求めるなら、リブランコートがおすすめです。
冬の紫外線対策。カンタンで続けやすいのは、飲む日焼け止め+帽子+マフラー(スヌード)かもしれませんね。
その他の飲む日焼け止めはこちら。
さいごに
これまで夏にしっかり紫外線対策をしていたのに、シミくすみが気になるという方は、もしかすると冬のUVケアが足りていなかった可能性があります。
「最強の美白対策は冬場のUVケア」
だと、陶器肌の美白女子さんたちは口を揃えます。
シミができてからの美白じゃなく、そもそも作らせないことこそ最強の美白対策なんだそう。
色素沈着しやすい冬の間に、肌のお手入れをどのぐらいしっかりしたかで春先の肌が明らかに変わってくるんだそうです。
冬の紫外線対策と保湿ケアで、春の肌に差をつけたいですね。