手汗にサヨナラ!?ボトックス注射の効果とメリット&デメリット
「緊張で手汗が止まらなくない」
「むしろ緊張してなくても止まらない」
「真冬でも手汗が気になる」
手汗対策としてボトックス注射という方法があることは、もうご存知かもしれません。
ですが、「費用が高そう」「本当に効果はあるの?」などわからないことが多いのではないでしょうか。
この記事では、手汗対策のためのボトックス注射の効果についてお伝えします。
手汗を止めるボトックス注射ってどんなもの?
ボトックス注射は簡単にいえば、汗の分泌を制御する交感神経をブロックする注射です。
神経から汗腺へ向けてアセチルコリンという神経伝達物質が放出されることにより、汗腺が刺激を受けて汗を分泌します。
緊張・運動・辛いものを食べるといったことにより交感神経の働きが活性化すると、アセチルコリンの放出量が増えて、その結果、汗の分泌も増えます。
ボトックス注射にはこのアセチルコリンの分泌を抑える効果があり、手だけでなく、脇や足などにもよく使われます。
ボトックスはA型ボツリヌス毒素製剤の一種で、アメリカ製薬会社のアラガン社が商標登録しているものです。使用による副作用が少ないこともわかっています。
もし手汗対策としてボトックス注射を検討しているのであれば、必ず「アラガン社製」のボトックスを使用しているかどうかを確認しましょう。
ボトックス注射の値段はどのくらい?
1回の注射で8~12万円>くらいですが、病院によってはキャンペーンなどもあって、上手く利用すればもっと値段を抑えることができます。
半年に1回注射すると考えれば、月換算で1.5~2万円程度のコストになるでしょう。
お金に余裕があれば試してみる価値はありそうです。
ボトックス注射って本当に効果はあるの?
通常であれば注射をしてから3~10日後には効果が出てくるのですが、一方で「全く効果が実感できなかった」という声もゼロではありません。
とはいえ、「手汗が止まった」という報告の方が圧倒的に多くありますので、こればかりは一度実際に注射をしてみるまで、あなたの体質に合うかどうかの判断ができません。
効果は3ヵ月~半年、長ければ1年持続しますが、永続的な効果はありません。定期的に注射をする必要があります。
精神的な理由での手汗であれば、高い確率でボトックス注射は期待できるようです。
実際、「手汗をかいてしまうかも…」という不安をボトックス注射でなくすことで、緊張感がなくなり手汗が完治したといった報告もあります。
ボトックス注射のメリット
- 手術と比べて体への負担が少ない
- 注射跡は3日程度で消える
- 1回の注射に時間がかからず、通いやすい
- 注射後のお風呂などの制限がない
主に、手術と比較して手軽といった面がメリットです。費用の面でも手術と比較すれば安くできます。
ボトックス注射のデメリット
- 効果に個人差がある
- 注射をする際に痛みがある
- 継続的に注射しなければならない
- 倦怠感、頭痛、代償性発汗などの副作用が起こる可能性がある
継続的に注射しなければならないという点では、「本気で手汗を止めたい!」という気持ちがないと、なかなか踏み切りにくいと思います。
4つ目の副作用に関してですが、これは先ほどご説明したアラガン社製のボトックスであれば、ほぼ心配はないといえるでしょう。
まとめ
- ちょっとした刺激で手汗をかいてしまい
- 恥ずかしくて緊張してしまい
- また手汗をかいてしまう…
という悪循環が続くと何をするのもおっくうになってしまいますよね。
もっと手軽に即効性を狙うなら制汗剤を使うという手もありますが、こまめに塗るのが面倒だったりすることもあります。
その点、ボトックス注射であれば長期にわたり手汗をかきにくくなるので、本気で悩んでいるのであれば一度試してみる価値があるかもしれません。
8年間多汗で悩んできた私がココ一番で頼りにしているオススメの制汗剤は別の記事で紹介しています。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願っています。