日焼けが最大の原因!シミを予防する7つの美肌習慣【保存版】
この季節の悩みごとの一つが美肌の大敵「日焼け」。
日焼けした肌ではいったい何が起きているのでしょうか?それをきちんと知らなければ、効果的な予防も対処もできません。
日焼け予防やシミ対策は、年々進化しています。さあ、この記事で日焼けに関する情報をアップデートして、表面的には見えない「潜在シミ」までしっかり予防・ケアしていきましょう!
日焼けとシミのメカニズム
シミは、いくつかの原因があってできてしまうものです。よく知られているのは紫外線を浴びて日焼けすることですが、それ以外にもシミに影響することがあります。
肌に紫外線などのダメージが加わると細胞内で活性酸素(からだの酸化・錆・老化を促す)が発生し、メラノサイト(色素細胞)がその刺激を受けてチロシナーゼという酵素を出します。
チロシナーゼがアミノ酸のチロシンに作用することで肌を守るためにメラニンを生成します。メラニンで黒くなった肌は、紫外線を反射して肌の深部へ紫外線が届かないように守る働きをしています。
この大量に生成されたメラニンが正常に排出されず肌に残ってしまうと、シミになってしまいます。
出典:Cell pure
1.お肌のサイクル
正常な皮膚のターンオーバーは、4週間(28日)周期です。皮膚の表面に押し上げられた細胞は、約2週間(14日)後には垢となってはがれ落ちます。
紫外線の影響などで正常なターンオーバーのサイクルが乱れて遅くなってくると、メラニンの排出が滞って蓄積し、皮膚は固くなって黒ずんできます。そして、シミになっていきます。
28日よりも短いサイクルの場合は、皮膚が未熟なまま表面に出てくるため、乾燥しやすくダメージを受けやすい弱い肌になっていきます。
2.紫外線の種類とシミの関係
出典:http://www.hojobluenoseinn.com/
紫外線を浴びることによって皮膚の中にメラニンが生成され、メラニンの排出が追いつかなくなってシミができてきます。
紫外線の種類
紫外線には、UV-C、UV-B、UV-Aの3種類があります。
- UV-Cはほとんど地表には届きません
- UV-Bが赤くなる日焼けを起こす原因です
- UV-Aは肌全体を黒くして、肌の光老化を促進します。そのためシワやたるみの原因になります
3.2種類の日焼けと肌タイプ
日焼けには、肌が紫外線UV-Bによって炎症を起こし、すぐに赤くなるサンバーンと、UV-Aよって数日後に肌が浅黒くなるサンタンの2種類があります。
サンバーンは皮膚のヤケドの状態で、赤く炎症を起こしてほてりや痛みが出てきます。ひどい場合には、熱を持って水泡やむくみが出ることもあります。
上記のように、日焼けのタイプが6つに分類されています。
日本人でも色白で日にあたるとすぐに赤くなって黒くなりにくい人は、特に日焼け予防対策が必須です。タイプⅠは白色人種、タイプⅥは黒色人種が該当します。
日焼け以外のシミの8つの原因・対策
肌にシミを作るもっとも大きな原因は日焼けですが、ここではその他の原因と対策についても理解しておきましょう。
1.乾燥肌
肌が乾燥すると、硬くなった古い角質層が残りやすくなります。すると、角質の間に隙間ができて水分が蒸発し、更に肌の乾燥が進むという悪循環に陥ります。
紫外線が肌の奥まで浸透しやすい状態で肌の新陳代謝も悪くなり、正常なターンオーバーのサイクルが遅くなって、シミができやすくなります。
熱いお湯は、肌に必要な皮脂膜を落として乾燥しやすくなるので、ぬるま湯か水で顔を洗うようにしましょう。洗顔後は乾いたタオルでこすらずに、押し拭きで水分を吸い取るようにします。そして、十分な保湿ケアを行いましょう。
2.ニキビ
ニキビの炎症が強くて跡が残ってしまった肌は、紫外線の影響を受けやすい状態になっています。そのため、シミができやすく、できたシミはどんどん濃くなっていきます。
ニキビは極力作らないこと。そして、できてしまったニキビは清潔を保って炎症を起こさないようにケアが必要です。
ニキビ跡がある場合は、特に念入りな日焼け予防対策が必要です。ところが、日焼け止めでニキビができたり、悪化した経験はありませんか?そんなあなたにはこちらの記事で紹介する「ニベアサン」シリーズを試してみることをおすすめします。
「ニベアの日焼け止めならニキビはできない」は本当か?
また、顔剃りや脱毛などの後は、肌に細かな傷がついている場合があります。肌荒れに近い状態になっていることもあるので、特に日焼けには十分注意しましょう。こちらの記事をご参考に。
大ダメージ!脱毛後の日焼けはどのくらいしてはいけないの?
3.間違ったスキンケア
化粧水や乳液などをつける際、必要以上に強くこする癖や強くパッティングをする習慣があると、慢性的な肌への接触性刺激になっています。これらの強い刺激が肌にダメージを与えるので、正常なターンオーバーのサイクルが狂ってしまいます。
肌をこすりすぎて傷がつくと、肌は乾燥しやすくなりメラニンの排出が悪くなります。その結果、シミができやすくなります。
スキンケアは、できるだけ肌に優しく行いましょう。また、クリームファンデーションなどを塗る時にも、強く塗り込まないように注意しましょう。
4.食生活の乱れ
栄養バランスに偏りがあると、肌の新陳代謝が悪くなり、日焼けやシミの予防に必要な栄養素が不足します。
ビタミンCや、抗酸化力のあるポリフェノールなどを多く含む食品を摂るように心がけましょう。メラニンを体外に排出する食べ物はこちらの記事にあります。
体内からメラニンを排出する5つの方法と減らす食べ物4選
5.ストレス
精神的なストレスや緊張状態が続くとホルモンのバランスが崩れて色素細胞が活発化され、シミができやすくなります。
さらに、ストレスは活性酸素を増やし肌の老化を促進させます。自分に合ったリラックスやストレス発散の方法を工夫しましょう。泣くことも良いデトックスになります
【泣ける映画70選】涙活好適洋画☆検索上位25サイト分一気!!
6.睡眠不足
細胞の生成を促す成長ホルモンは、夜22時から2時の間に盛んに分泌されます。その時間に睡眠をとらなければ、成長ホルモンの減少から肌のターンオーバーのサイクルが遅くなってしまいます。
できるだけ良質の睡眠を心がけてシミを予防しましょう。
7.タバコ
喫煙年数が増えるごとに、肌のトラブルが増えて行きます。メラニンの生成を抑えるビタミンCが喫煙で消費され不足するので、メラニンは増え続けます。
タバコのニコチンは、体全体の新陳代謝を悪くするので、肌のターンオーバーも遅くなります。シミ予防には、禁煙が必須です。
8.飲み薬・湿布など
抗生物質・避妊薬・精神安定剤の一部に、紫外線に対して過敏となり日焼けのリスクを増大する可能性があるといわれています。
また、湿布薬を貼ってはがした後は、皮膚が光線過敏になっているので、一定期間日光に当てないようにじゅうぶん気をつけてください。
シミの種類はこんなにあります
シミには、次のような種類があります。先天的なシミや遺伝によるシミもありますが、日焼けの影響でできるシミが多いので注意しましょう。
アザやイボなども、シミの仲間とされています。ここでは代表的な11のものを紹介します。
1.老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
別名「日光性色素斑」とも呼ばれています。30代頃からできるシミで最も多く見られます。このシミは加齢とともに発生します。顔だけではなく、手足や体幹にもできます。
長時間紫外線を浴び続けることでできます。若い頃から日焼けしていた人ほどできやすく、早い人では10代からシミがあらわれてきます。色の境目がはっきりしていて、色合いも均一で濃いのが一般的です。また、実年齢に限らず肌が老化するとできやすいシミです。
2.雀卵斑(じゃくらんはん):そばかす
出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
そばかすができやすい人が紫外線を浴びると、シミの部分が濃くなり目立つようになります。比較的浅いシミの場合が多く、色白の人に多いといわれています。
学童期からできる1mm~数mm大の小さな褐色のシミで、両頬、下まぶた、鼻の付け根周囲に沢山散らばっています。遺伝的な要因が大きく、両親のどちらかに雀卵斑がある人は、10歳頃からできる場合が多いようです。
3.炎症性色素沈着:ニキビ跡・傷跡
出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
ヤケドや虫刺され、ニキビ、化粧品などのかぶれ、ケガなどの炎症の跡が原因でできる色素沈着のシミです。炎症が強いほど、また炎症の期間が長いほど色素沈着がひどくなります。
アトピー性皮膚炎の炎症も、大量のメラニンを生成します。
4.肝斑(かんぱん)
出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
両頬に左右対称にできる薄い茶褐色のシミです。30代頃からできて、女性に多く見られます。シミの境界線がはっきりしていません。
紫外線や妊娠、出産などのホルモンバランスの乱れが主な原因といわれています。また、マッサージなど慢性的な刺激を与えることでできるともいわれています。
5.ADM(対称性真皮メラノサイトーシス)
出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
20歳以上にできる顔面色素斑です。左右対称に灰色から褐色の斑点のシミができます。頬骨、下まぶた、目尻、おでこにできます。
6.太田母斑(おおたぼはん)
生まれつき顔にできるアザで、青から茶褐色のアザです。日本人に多いシミといわれています。生後間もなくできるものと、思春期にできるものがあります。
一般的に目の下のクマと呼ばれているものが、実は太田母斑だということもあります。
7.扁平母斑(へんぺいぼはん):茶アザ
出典:http://www.hal-clinic.com/
体のいたるところにできる平らな茶色の色素斑(シミ)で、大きさは数mmから数十cmのものまであります。ほとんどは生まれつきのアザですが、思春期以降にできる場合もあります。
8.摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)
出典:http://aoyoko.superplimo.com/
顔以外の場所にできることが多く、きつすぎる下着を毎日着用するなど非常に強い刺激を継続的に受けているとできることがあります。治療しても、なかなか消せないシミです。
9.花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)
出典:http://www.cosmetic-medicine.jp/
海水浴などで強い日焼けをした後にできることが多いといわれているシミです。1~2mm程度の小さな花弁状の斑点で、背中から肩にかけて多くできるようです。
メラニンが過剰に発生し、紫外線を浴びてから1~3ヵ月くらい後に多くできるため、自分では気づきにくいシミです。
10.脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
出典:http://www.hoshinohara-clinic.com/
皮膚の外側が厚くなり少し盛り上がった茶色のイボです。毛の生え際から顔の中心に向かって増えて行き、中年以降の男性にもできます。
紫外線による皮膚の老化によって起こる表皮の角質の増殖が原因といわれています。
11.脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう):ふくらんだシミ
表皮が腫瘍性に増殖し、イボ状に膨らんだものです。年配の方の老人性色素斑が進行してできるタイプと、20~30代にもできる体質によってできるタイプがあります。
参考:大塚美容形成外科・歯科「しみ・あざ治療について」
参考:日比谷皮膚科クリニック「しみ・そばかす」
あなたのシミはどのタイプ?
下記の項目でチェックの多いところが、あなたのシミのタイプです。
出典:しみの種類と仕組み
↑クリックすると自動的にチェックできるサイトへ移動します。
実は日焼けが原因!恐怖の潜在シミを予防するには?
肌の表面に見えているトラブルは、誰でも気づいてケアすることができます。しかし、見た目にはわからないシミの予備軍が潜んでいることをご存知ですか?これは、美容クリニックや美容サロンなどで特殊な写真で調べることができます。
「まだシミなんてないわ」と安心しているあなたも、シミの爆弾を抱えているかもしれません。特殊なカメラで見ると、このように普通では見えないシミが浮かび上がってきます。
出典:http://xn--pbkue3e7454b.xyz/
潜在シミとは、長年浴びてきた紫外線による日焼けのダメージが積み重なって、将来的にシミになる隠れたシミのことをいいます。
若いうちは、小麦色に焼けた肌も秋になると白く元通りになるでしょう。けれど、その日焼けのくり返しで、肌の奥にはいつシミになるかわからない時限爆弾のようなシミの元ができているのです。特に30代後半は、潜在シミが表面化しやすい時期です。
- 普段から日焼け対策にはあまり興味がない
- ケーキやジュースなどの甘いものが好き
- 食生活が乱れている
- 洗顔やスキンケア、メイクの時にゴシゴシ肌をこすっている
- ニキビやニキビ跡の炎症を放置している
- 睡眠不足
- 慢性的なストレスがある
上記の項目に1つでも当てはまることがあったら要注意です。
紫外線対策で①日焼けを防ぐことと合わせて、②食生活の改善③肌に刺激を与えないこと④ストレスを溜めないことが潜在シミを予防する重要なポイントです。
参考:美レンジャー
参考:女性の美学
日焼けでシミを作らないための7つの習慣
日焼け予防には、日焼けが起こる段階に応じた方法があります。
1.日焼け止めの適切な使用
出典:肌らぶ
日焼け止めには「SPF」と「PA」という数値があります。
「SPF」は、皮膚を赤くする日焼け(サンバーン)の原因である紫外線のUV-Bをどのくらいの時間ブロックできるかを表した値です。
「PA」とは、皮膚を黒くする日焼け(サンタン)の原因である紫外線UV-Aをどのくらいの時間ブロックできるかを表した値です。様々な生活のシーンに応じて選びましょう。
出典:ネイチャー生活倶楽部「紫外線を防ぐには」
また日焼け止めには、紫外線散乱剤(無機系素材)と紫外線吸収剤(有機系素材)の2つがあります。
紫外線吸収剤は、塗っても白くなりませんが、まれにアレルギー反応を起こす人がいます。紫外線散乱剤は、少し白っぽくなりますが、アレルギー反応を起こすことはほとんどありません。
子ども用、敏感肌用の日焼け止めは、紫外線吸収剤を含まないものが多くなっていますが、表示成分を確認するようにしましょう。
あなたが愛用している日焼け止めには、紫外線吸収剤が入っているかどうかチェックしていますか?ちなみに毎年人気のランコムの場合は…?
UVカット最上級・ランコムの日焼け止めに紫外線吸収剤は?
適切な日焼け止めを選んだら、必要な量をムラなく均一に塗ることが重要です。使用量が足りないと、日焼け止めの効果が期待できません。
汗や皮脂などで流れ落ちるような場合には、日焼け止めをこまめに2~3時間ごとに塗り直して適量をキープしましょう。
それが面倒なあなたには、こちらで紹介する「飲む日焼け止めサプリ」がオススメです。
●また、プールなどでは、ちょっとした工夫が必要になってきます。
プールでの日焼け止めや化粧はどうしてる?必須の化粧マナー9選
●日焼け止めが合わなくてお困りの方はこちらをご覧ください。
顔に日焼け止めを塗ると肌荒れする!5つの原因とその対策
●敏感肌でお困りの方はこちらをどうぞ。
キュレルの日焼け止めがアトピー・敏感肌に最適な5つの理由
●普段のメイクで日焼け予防をしたい方には、肌にやさしい日焼け止め下地をおすすめします。
日焼け止め下地は、オーガニックを選ぶ!おすすめの下地7選
2.サングラスをかける
紫外線は目からも入ってきますので、目に紫外線を当てないことも重要です。
紫外線防止効果のしっかりしたサングラスを選ぶことが大切です。サングラスの上下左右からも紫外線は目に入るので、ある程度のレンズの大きさで顔にフィットすることが必要です。合わせて、日傘やつばの広い帽子をかぶることも更に効果的です。
また、必要以上に濃い色のサングラスは瞳孔が開いてしまうため、紫外線カット加工がされていない場合には、普段よりもたくさんの紫外線が目に入るので非常に危険です。
3.毎日の正しいスキンケア
乾燥肌やニキビを治して健康な肌を維持するよう心がけましょう。洗顔やメイクオフは、強くこすらないこと。保湿ケアが大事な基本です。
また、日焼け止めは肌に残さないように、しっかり落とすことが大切です。
石鹸で落ちる日焼け止めもクレンジングが必要?これが正しい落とし方
4.日常生活での注意
良質の睡眠をとることで肌ダメージを修復する成長ホルモンの分泌を促します。ストレスをためずに上手に発散することで、肌の老化を予防しましょう。
5.食生活の改善
ビタミンCにはメラニンを抑える働きと、コラーゲンの生成を促して肌を整える働きがあります。
水溶性のビタミンは一度にたくさん摂取しても体外に排出されてしまうため、こまめに補給することが必要です。詳しくはこちらの記事をごらんください。
今日これを買って帰ろう!シミを予防する食べ物4選
6.サプリメントや医薬品の利用
普段の食生活では補えない成分は、サプリメントなどで効果的に摂取できます。わかっちゃいるけど忙しくて食事の内容に気をつけられないあなたは、そうした補助食品も上手に活用してみてはいかがでしょうか?
7.禁煙
自分自身の禁煙だけでなく、職場や家庭での受動喫煙も避けるようにしましょう。
家族がいる家庭内ではタバコを吸わなくても、帰宅前に駅などで一服してくると、しばらくは吐く息の中に有害物質が含まれているので受動喫煙と同じような状況になることがあります。油断禁物です。
日焼けで病院の受診が必要なケースも
サンバーンで局所の炎症がひどい場合には、皮膚科などで治療が必要になってきます。
また、日焼けの範囲が広い場合には炎症性の発熱や脱水症状を起こし、熱中症などの危険性もあります。涼しい日陰でからだを冷やし水分を補給して、熱っぽさやだるさ、皮膚の痛みや頭痛などが改善しない場合は内科の受診が必要です。
また、長期的な影響で目や皮膚に障害が出ることもありますので、何か不調を感じた時は病院を受診しましょう。
日焼けしてできてしまったシミ。さあ、どうする!?
気がついたらできてしまっていたシミ。あなたにもありますか?そんな時には、以下の記事を参考にして慌てずシミ対策を行いましょう。諦めるのは、まだまだ早いのです。
日焼け跡の皮がむけてきた時には、絶対にむしったり剥がしたりしてはいけません。クリームや軟膏などで保護しながら、自然にとれるのを待ちましょう。
シミ予防・美白成分にはどんなものがあるの?
厚生労働省が認可した美白成分には、次のようなものがあります。美白スキンケアアイテム選びのご参考にしてくださいね。
アルブチン
コケモモや梨などの植物から抽出された成分、チロシナーゼに直接働いてメラニン合成を防ぎシミを予防する。αアルブチンには、βアルブチンの10倍以上の効果があるといわれている。
エラグ酸
ラズベリーなどのベリー類から抽出された成分、天然ポリフェノールが豊富で抗酸化作用があり肌老化も防ぐ。チロシナーゼの活性化を抑制してシミをできにくくする。
ビタミンC誘導体
水溶性のビタミンCは肌に吸収されにくいという特徴を改善して、ビタミンCを肌の角質層までしっかりと浸透させやすくしたもの。ビタミンCは、メラニン生成を抑制してシミを予防し、黒色メラニンの色を薄くする。肌老化の原因となる活性酸素を抑える、コラーゲンの合成を促す、肌のくすみにも有効。
- 水溶性ビタミンC誘導体:イオン導入で肌の奥まで浸透させる
- 脂溶性ビタミンC誘導体:ジェルやクリームに配合、安全性が高く高濃度で低刺激
- 新型ビタミンC誘導体:水と脂の両方になじみやすい、効果は水溶性ビタミンC誘導体の100倍あるといわれている
プラエンタエキス
メラニンの元となるチロシナーゼを阻害してシミを防ぐ。ニキビの炎症を抑え、コラーゲンやエラスチンの生成を促して肌のハリや潤いを保つ。
トラネキサム酸
肝斑の改善に有効な成分、ビタミンC誘導体など他の美白成分や肌の新陳代謝を活性化する成分と一緒に使うと、より効果的にシミを予防する。
カモメラET
カモメラというハーブから抽出された成分、ダメージ情報の伝達をブロックしてメラニン生成を防ぎシミを予防する。
T-シクロアミノ酸誘導体
メラニン生成を促し、シミを濃くするプロスタグランジンを抑制してシミを予防する。肌荒れ防止にも効果がある。
ルシノール
シベリアモミの木に含まれる成分、チロシンとチロシナーゼの生成を防いでメラニンをブロックする。ビタミンC誘導体との相乗効果が期待されており、安全性が高くシミ予防効果がある。
リノール酸
サフラワー油から抽出する成分。肌のターンオーバーを促進し、チロシナーゼの量を減らし、同時にチロシナーゼを分解する働きでシミを予防する。肝斑の治療にも効果が期待されている。
※その他の一般的な美白成分には、次のようなものがあります。
油溶性甘草エキス
別名「グラブリジン」と呼ばれ、甘草の根から抽出された油溶性の植物エキス。メラニンの生成を抑制してシミを予防する。
ハイドロキノン
別名「肌の漂白剤」と呼ばれている。2002年まで皮膚科のみの取り扱いに限られていた。
参考:女性の美学
さいごに
以上みてきたように、直接的なシミの原因は「日焼け」です。
ところが、同じ日焼けでも、そのダメージの程度は肌のコンディションに大きく左右されるのですね。
単純に紫外線をカットするだけではなく、肌を健康に保つことが基本になってきます。そのためにも、根本的な生活習慣を見直してみましょう。
いつのまにかできてしまった頑固なシミが、あなたのストレスになっていませんか?
今あるシミは薄くする、なくす。新たなシミを作らない。この夏は、あなたにピッタリの完璧なシミ予防で楽しく過ごしましょう。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。