男女比1:12!?女性に多いスギ花粉症皮膚炎を防ぐ11の習慣

スギ花粉症皮膚炎

敏感な人なら2月にはすでにスギ花粉の飛散に気が付き、お薬・マスク・目薬の3点セットが必需品になる方も。

一般的に知られているスギ花粉は「目や鼻などの粘膜に対するアレルギー反応」であって、目のかゆみと鼻水が止まらないというような症状になります。

けれど、スギ花粉症は粘膜だけでなく、皮膚にもアレルギーを起こすことがあるのだそう。女性に多いといわれるスギ花粉症皮膚炎のことを知って、予防対策を行いましょう。

スギ花粉症皮膚炎には、どんな症状があるの?

スギ花粉症皮膚炎

スギ花粉症皮膚炎は、スギ花粉が皮膚に触れることによって起こるアレルギー性皮膚炎で、スギ花粉が付着しやすい顔面、特に上のまぶた、頬骨からあご、首すじなどが赤くなったり腫れたり、皮膚がカサカサしたりするなどの症状がでます。

鼻炎などの通常のスギ花粉症の症状が出ない方もいますが、採血やアレルギーのパッチテストでは、スギ花粉が陽性として現れます。

スギ花粉による皮膚炎の特徴

・好発時期:1-5月で年間の75%・・・春に多い(予想通り)

・男女比: 1:6(30歳以上で1:12)・・・女性に多い

出典:うはら皮膚科

スギ花粉症皮膚炎は、20代から50代の女性に多くみられることと、アトピー性皮膚炎の患者さんの約30%が、同じ時期に皮膚症状が悪化することもわかっています。

アトピー性皮膚炎の30%の人にこの季節、症状の悪化があるそうです。

出典:スギ花粉症皮膚炎

これは、アトピー性皮膚炎の方は皮膚のバリア機能が低下しているため、スギ花粉が付着することで皮膚が刺激を受けアレルギーを引き起こしやすい状態であるためと考えられています。

また、スギだけでなく、ブタクサなど他の花粉でも、同じ症状を起こす方も増えているそうです。

どうやら、スギ花粉症皮膚炎は花粉だけでなく、肌の状態にも影響を受けそうな感じがしますね。

スギ花粉症皮膚炎の症状が強く出るのは、皮膚の乾燥が原因の一つ

花粉症皮膚炎

皮膚には、外から細菌や異物を防ぐためのバリア機能があります。けれど、冬~春は乾燥が強く皮膚が水分不足になり、こまめにケアをしないとバリア機能が低下して、外からの刺激を跳ね返すことができず、角質が剥がれおちた部分にスギ花粉が付着します。

バリア機能の低下
出典:http://way-to-bihada.com/barrierfunction/

弱った皮膚にスギ花粉という異物が付着すると、異物が入ってきたと認識し、ヒスタミンサイトカインなどの物質が放出され、かゆみ神経も刺激されます。

かゆみが出ると、つい皮膚を掻いてしまうため⇒更に角質が剥がれ⇒炎症がおこり⇒皮膚炎が悪化することになります。

ということは、スギ花粉症皮膚炎にならないためには、皮膚の乾燥を予防し、スギ花粉が皮膚に付着しても、跳ね返す強さを保てばよいということになります。


スギ花粉症皮膚炎にならないための11の習慣

スギ花粉症皮膚炎を予防するには

スギ花粉症皮膚炎にならないためには、まずは、日頃からのスキンケアが大切になります。

  1. 洗顔時は泡洗顔で、37度以下(できるだけ水で)で洗顔成分が残らないように優しくすすぐ
  2. スクラブ洗顔は避ける
  3. 入浴時のシャワーで洗顔をしない(刺激が強いため)
  4. あまり洗顔回数を多くしない(すすぎは3回程度)・こすらない
  5. 洗顔後は、タオルで押し拭きし、保湿成分入りの化粧水をつけるなどして乾燥を避ける
     (自分の肌質にあった、化粧水を選択することが大切です)
  6. そして、スギ花粉が飛散をはじめたら――

  7. アイシャドウなどを洗い流すときは、焦らずゆっくりクレンジングを(強くこすらない
  8. クレンジングオイルを使って、化粧を落とす
  9. マスクやメガネ、マフラーなどで、スギ花粉が皮膚に付着することを避ける
  10. 帰宅したら、シャワーなどを浴びて、花粉を洗い流す
  11. 皮膚が痒くても、掻かない、は伸ばさない
  12. お部屋の乾燥を防ぐ
    (参考記事:部屋の乾燥対策!加湿器無しで保水する8つの方法

こうした対策を日々継続することがスギ花粉症皮膚炎の予防であり、悪化を防ぐ手立てになります。

スギ花粉症皮膚炎かな?と思ったら

女医

まずは、皮膚科に行って、パッチテストや採血を受けて原因をハッキリさせましょう。スギ花粉症皮膚炎は、それほど強い症状ではないことが多く、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの内服や、ステロイドの外用薬で改善します。

けれど、お薬は対症療法であるため、やはりスキンケアを行うことによりできるだけ症状を抑えることが大切になります。

まとめ

いかがでしたか?目や鼻のスギ花粉症だけでも辛いのに、スギ花粉皮膚炎までも……と憂うつになりますよね。冬~春は空気が乾燥しており、他の季節以上に皮膚のバリア機能を保持するためのケアが必要になります。

毎日のことって大変ですが、普段の生活の中に取り入れて、気軽にできる工夫をすることで習慣になるものです。

スギ花粉症皮膚炎だから仕方なくやる…というよりも、あなたのお肌がいつもきれいでいるために、毎日のスキンケアを楽しみながら行ってみては?

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