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日本の職場における上司と部下の人間関係にありがちな勘違い

上司と部下のにらみ合い

仕事上の人間関係といえば、昔も今もストレスの原因第1位です。ソリの合わない上司や同僚との人間関係に悩む人は多いでしょう。しかし、改めて思い出してもみてください。あなたと上司とはもともと赤の他人であるということを。

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職場の人間関係など一番ありふれた悩み事

本社ビル

たまたま今の職場で「上司」と「部下」の関係になっているだけ。他人とぴったり性格が合うことなど滅多にないことです。職場の上司と性格が合わないことなど、むしろ普通のことなのです。

ストレスの原因第1位であるという事実が示す通りそれはあなたに固有の悩みではありません。それどころか、最もメジャーなストレス源だと言えます。人間関係で悩んだら、まずはその前提に立ちましょう。

あなたに部下がいれば、部下との関係に悩んでいるでしょう。結局、どの立場でも相応の人間関係の悩みや気の遣い方があるのです。

ミスをした部下への接し方

叱られる新入社員

あなたが部下をもつ課長だと仮定してお話しましょう。この、いわゆる「中間管理職」といわれる役職は、上下の板ばさみで最もストレスを感じるポストといえます。

ある日、部下の一人が大口顧客との約束を忘れて激怒させてしまいほぼ決まりかけていた大事な契約が流れてしまいました。大口顧客は自社から去り、大事な契約も逃してしまいました。上司の自分も部長から呼ばれ、責任を取らされるかもしれません。あなたはもう今にも熱が出そうです。考えれば考えるほどストレスが膨らみます。

信頼する彼に任せておけば大丈夫だと思ってたのに。こんなとき、彼にどのように接すればよいでしょうか。

A:「顧客との約束を忘れるなんて社会人失格だぞ!!」とイライラに任せて怒鳴りつけますか?

B:「まったく何やってんだ!部長もカンカンだぞ!」とあくまでも怒っているのは部長だという言い方をしますか?

C:「まさかお前がこんな失敗をやらかすなんて、俺はショックだったぞ」と率直に自分の考えを伝えますか?

「社会人失格」というレッテルを貼ってしまうとその部下は他の仕事にも自信を失ってしまいかねません。これは人材を潰すパターンでしょうね。

僕が以前いた会社でも、皆の前で激しく怒鳴りつけられて精神的に不安定になってしまった同僚がいました。今だったら訴えられそうですけど。

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「部長が怒っている」というのは、彼を直接責めにくいので単に部長に責任転嫁しているだけですね。直属の上司としていちばん情けないパターンでしょうか。

相手の心に一番響く伝え方とは

電話する上司

「俺はショックだった」というのは完全に個人の感想です。上司としての威厳・会社の立場というものが感じられない発言にも思えます。しかし、最も部下の心に響くのはこの接し方だったりします。

よほど自分の考えに自信がなければ、こんな言い方はできません。でも、こんなふうに言われると部下は自発的に反省します。

「自分のせいで課長に迷惑をかけてしまった」
「大好きな課長の信頼を裏切ってしまった」

CHAGE&ASKAの歌にもあるように「丸い刃はなお痛い」のです。でも、それでいいんです。「自発的に思考がそこに向かう」というのが大切なのですから。

逆に、イライラに任せて叱責された部下の心は間違いなく離れていきます。「結局、課長も自分のことしか考えていないんだ。よく分かった。自分の評価を下げるようなミスをした俺が許せないんだろう」と。

「気持ち」を伝えて一体感を演出せよ

失敗しても爽やかな男性

僕たち日本人は、自分の感情を表現するのが苦手だと言われています。実際、「うれしい」とか「悲しい」と職場で言うことはあまりないですよね?きっと「大人がそんなコト言うのは恥ずかしい」という認識があるからです。ですが、自分自身の気持ちを伝えることは相手との親密度・一体感を高めるいちばんの近道なのです。

特に部下に対してこのように接していると、チームの一体感が高まります。それは僕自身も経験を通して実証済みです。頼りないボスであるほど部下がしっかりしてくれるものです。そのようにあなたが役割を演じてあげれば、人材はのびのびと育ちます。

繰り返しますが、

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  • 「社会人としてダメだ」
  • 「それは常識だろ」
  • 「皆そうしてるよ」
  • 「君のために言ってるんだ」
  • たしかに、こういう言葉はとても使い易い。だけど、それはダメ上司のアイテムですから使うべきではありません。ほんの少しの心がけですが、職場で感じるストレスを小さくできれば、日々はもっと快適になるはずです。

    あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。

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