いじめられっ子の我が子を守るべき親がさらに追い込んではいないか?

子供の手のひら

子供に足りないのは身長と人生経験だけです。人間関係の難しさは子供も大人も変わりません。ストレスも大人だけのものではありません。子供も日々ストレスを抱えて悩んでいるのです。

不登校とか引きこもりと聞くと「良くないこと」と思われがちですが、本当にそうでしょうか?それらはもちろん、無ければないに越したことはありませんが少なくとも、それが最悪の状態ではありません。

それは何とか自分を守ろうとする防衛本能が行動化したものであり、むしろ正常な反応だといえます。

いじめで悩んでいる子供を軽く扱わない

泣いている少女

大人に人間関係があるように、子供にも人間関係があります。それぞれが社会の中で人と関わっている以上、摩擦もあります。

「会社は大変だけど学校は楽なもの」などというのは、きっとこれ以上悩みを増やしたくない大人の現実逃避でしょう。「見て見ぬふり」「問題の先送り」といってもいいかもしれません。

多感な時期、精神的にも未成熟な子供の心は壊れやすいのです。「様子を見よう」などと悠長なことを言っている場合ではないのです。

いじめられっ子全体からすると、いじめを受けていることを親に話せずにいる子供のほうが多いのかもしれません。子供がメールや電話でいじめの相談ができる専用相談窓口が人手不足なのもそうした影響かもしれません。

自分の子供の頃を思い出してみると、子供が学校でいじめられていることを親に話すときというのは、もうすでにかなり切羽詰まった状況なのではないでしょうか。

そうして救いを求めてきた子供に対して、追い打ちをかけるようにこんなふうに吐き捨てていないでしょうか?「お父さんは仕事で忙しいんだから、お前も自分で頑張れ」そんなふうに突き放されたら子供はどう思うでしょうか。

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舌なめずりするライオン

足の遅い子供を置き去りにして自分だけライオンから逃げ延びる草食動物の親―。僕の頭には何だかそんな哀しい画が浮かびました。一体何のための“保護者”なんでしょうか。

親が解決できないなら自己防衛しかない

仲間外れ

いじめを受けていることを親に話して、親から学校に連絡が入ると先生がいじめっ子を呼び出して問いただします。

「お前がいじめてるのか?」「いや、いじめてません」。大抵、これで終わりです。そして、いじめっ子は「チクりやがって!」と今まで以上にいじめをエスカレートさせるかもしれません。

いじめられていることを親に相談したけど、親も解決できなかった。こうなると、子供にしてみればもう後がありません。

空っぽの部屋

「引きこもる」か「死を選ぶ」かの2つの選択肢しかなくなります。そして子供は悩み抜いて「不登校」という最善の選択をしました。それなのに親が「なんで学校に行かないんだ」と問い詰めていけばいくほど、子供は家にもいることができなくなります。

そんなふうに、学校にも家にも居場所がなくなったら子供はもしかすると本当に自殺してしまうかもしれません。

そう考えると、自殺を選ばずに家を自分の心の拠りどころに選んでくれた子供に対して「死を選ばずにいてくれてありがとう」という気持ちになるはずです。

親の都合で、親が快適に生きようとするから不登校の子供に対して腹が立つのであって、子供の立場からするとこれがギリギリの選択だったということを理解しなくてはいけません。引きこもりの子供は繭の中で力を蓄えている時期なのでしょう。生きてさえいれば何とかなるものです。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。

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