家族を守るために働いているあなたが大切にしているのは誰ですか?

小さい娘

会社では同僚にもお客さんにも人当たりのいい明るい営業マンなのに、家ではまるで別人のよう。

家に帰ると家族にモノを言わないばかりか、口を開けば不機嫌に当り散らす。そんな人が少なからずいるようです。

一日中、自分を抑えて職場で良い人を演じたストレスからくる反動なのでしょうか。

いずれにせよ、外で神経をすり減らして家に帰り、一番大切にしなければいけない人を大切にできないのは哀しいことです。

大切な人を思いやる余裕がない

忙しいビジネスマン

筆者も10年以上営業を経験してきたので、気持ちは分からないではありません。

しかし、もしあなたがこういう状況ならば態度を改めなければ、職場にも家庭にも自分の居場所を失う危険があります。

「一日中家にいるお前はヒマでいいよな」

「お客に頭を下げて回る俺の気持ちが分かるか?」

「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ!」

こういう言葉が口をつくようだと警告レベルです。

主婦だって相当忙しい

フライパンで調理中

自分も働いている兼業主婦の場合はもちろんのこと、たとえ専業主婦であっても1日は想像以上に忙しいのです。

朝起きて、お弁当を作り家族に朝食を食べさせてから子供とご主人を送り出したあと、洗濯・布団干し・掃除・買い物・家の雑用・塾の送迎・夕飯作り・食器のかたづけ・お風呂の準備。

これらをこなしていたら、1日の中に自分の時間なんてほぼありません。あるわけがないのです。

優雅に趣味を楽しんだり、「ユー〇ャンで資格を取ろう」と思うような主婦の人は頑張ってなんとか時間を作っていることでしょう。

そして主婦の仕事には日曜・祝日もありません。会社には逃げ場があっても家庭にはないのです。

そうした奥さん側の苦労を理解しようともせず、会社での自分の苦労を一方的に吐露する。これでは奥さんの不満は募る一方です。

筆者は主夫をしていた時期もあるのでよくわかります。

大切な人は近すぎて見えない

指で輪っかを作りのぞく少年

なぜこういうことが起きるのか?理由はそれほど難しいことではありません。

簡潔にいうと、「家族に対して甘えている」のです。

仕事では上司や同僚、顧客など社会の目があるので自分を律することができるが、家では自制が効かない。

しかも簡単には切れない関係であるという安心感が拍車をかけます。

その時の感情でイライラして怒鳴ったり、反対にムスッとして何も言わなくなったり、家族の話には聞く耳を持たなかったり。

会社にいる時とはまるで別人。いってみれば大きな子どもみたいなものです。

さすがに仕事で疲れたりストレスを受けたからといって家庭内で暴力をふるうような人は少ないと思います。

ですが、極端な裏表のある人はDV加害者と似た特徴を持っていることが多いのです。

大切な人を傷つけるDV加害者

怒りまくる上司

たとえばDV加害者は次のような特徴を持っています。

  • 相手に対して過剰な愛情を求める
  • 自分の期待が裏切られると、相手から拒否されていると思い込む
  • 相手を自分の思い通りにコントロールしようとする
  • 相手の人格を認めない
  • 自分の自堕落な行動の原因を「お前のせいでこうなった」と相手に転嫁する

上記の特徴のとおり、DV加害者は精神的に未熟であり自己が確立できていないといえます。

普通は、幼少期からの成長の過程で次第に母親から精神的に離れて自立していくものなのですが、自分にかまってくれない冷たい親や過保護な親の元で育つとうまく自律できないまま成長してしまいます。

そうして育った子どもは依存心が過剰な大人になります。大人になってからも他者に依存してしまう。

これはどこかで終わりにしなければいけません。

恋人同士の間はそれでも良かったかもしれません。彼女の母性本能をくすぐっていればそれで。

彼女の一番の関心事は彼であるあなたですから、「私がいないと何もできないんだから」と喜んで世話をしてくれたでしょう。

しかし結婚して家庭を持ち、子どもを持つと状況は変わってきます。

奥さんにとっての一番はご主人のあなたではなく、子どもそして家庭の安泰になるのです。あなたが相変わらず依存心が強くても相手には要求に応える余裕がありません。

自分の依存心が満たされない場合、あなたは“孤立感”や“不安”を抱くようになるでしょう。

すると憎しみの情動でそれを回避するようになり、やがてはDV加害者になるというのがパターンのようです。

さらにDV加害者の行動には周期があります。すなわち「暴力→謝罪」という周期です。

憎しみに駆られて暴力をふるい我に返っては「ごめんよ。二度と殴ったりしないから」という。それは自分が見捨てられたくないからです。

相手に対する依存心が非常に強く、自分のすべてを受け入れて欲しいと望んでいる。そのうえ人一倍嫉妬深くて支配欲が強い。すべて失ってから相手の存在の大きさに気づく。

自分一人では生きていけないことに気づく。これがDV加害者のもつ特徴です。

大切な人に言葉のDVはしてないか

モラハラ(モラルハラスメント)とも呼ばれる言葉の暴力。

もし、あなたが家族にキツく当たっている自覚があるならば自分の甘えによるところがないかどうか、手遅れになる前に今一度セルフチェックをしてみることをお勧めします。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。