【先延ばし癖】すぐやれない原因「完璧主義」を手放す方法

キッチンで悩む少女

「すぐやれないのは自分のやる気が足りないから。」

「もっと強いやる気をもてれば自分もすぐやれるはず。」

もしかすると、あなたもそんな勘違いをしていませんか?

そうではありません。理由はむしろその逆なのです。

先延ばしの原因は完璧主義による憂うつ感

そう。先延ばしの原因はあなたのやる気不足どころか、あなたがコトを完璧にやろうとし過ぎていることのほうだったのです。

「はじめさえすれば仕事の半分は終わったも同然」

先延ばし癖のある人なら「そのとおり!」と思わず膝を打つフレーズですが、それくらい最初の一歩を踏み出すことは大変なのです。

  • 200ページある問題集の最初の1問めを解く
  • たまった仕事をするためにTVを消して机に向かう
  • 走るためにウェアに着替えて玄関から外に出る
  • 300枚の年賀状を印刷するためにデザイン集を開く

そういう最初の一歩がいつも一番ハードルが高いものです。

だからといって先延ばしすればするほど、はじめることが「より大きな壁」に感じられてくるのです。ここが厄介なところです。

完璧にやろうとするからいつまで経っても取りかかれない。さらに核心を突きましょうか。

あなたがすぐやれない最大の理由は「今はやらない」という言い訳をすることです。

「やるんだけど、今はまだしない」

「もう少しあとでやる」

「明日から絶対やる」

そんなことばかり言って、いつもすぐにはじめることを避けていたりしませんか?

これではいつまで経っても始めることさえできません。では、どうすればそのスパイラルから抜け出せるのでしょうか。

先延ばしをしてしまう心理

その方法をお伝えする前に知っておいてほしいのが、「先延ばしをしてしまう」心理についてです。

人が目の前のことを先延ばしする時には次の2つの心理が働いています。

1.未来の自分への期待と妄想

車の窓から出した脚

あなたは「今はやる気がしないけど、明日ならできそう」とか言って、行動を先延ばししていませんか。

「未来の自分は今よりやる気に満ちている」

…本当に?

多くの人が繰り返してしまっているその勘違いこそ、「幸せはいつもほんのちょっと先にある」という心理です。

  • 未来の自分は今よりやる気に満ちている
  • 未来の自分は今よりも落ち着いている
  • 未来の自分は今よりも能力が優れている
  • 未来の自分は今よりも時間に余裕がある

明日の自分も今の自分と変わらずやることは多いし、明日の自分と今の自分では今の方がやる気は大きいはずなんです。

「先延ばしが未来を奪っている」という現実にあなたも気づいてください。

2.大袈裟にとらえすぎている

バンジージャンプを跳ぶ人

大袈裟にとらえ過ぎて、身構えてしまい取りかかれない。そんなことは本当によくあります。

時間が経てばたつほど、より大袈裟に感じられてくる。自分で行動のハードルを高くしてしまっているんです。

それはバンジージャンプで頂上のジャンプ台に登ってからためらう時間が経つほど跳べなくなる心理に似ています。

ジャンプ台に立ったら、あとはもう「見ずに跳ぶ」。これに限ります。

下を眺めれば眺めるほど、恐怖感は増すばかり。とても跳べるはずがないと思えてくるものです。

でも何事もやってしまえば、最初に思っていたほど大変ではなかったりするのは、あなたも経験済みでしょう。

これを解消するには2つの方法があります。


先延ばし対策1:やる気に関係なく「とりあえず少し」だけやってみる

あなたが居酒屋で「とりあえずビール」というときは、メニューをみて他の選択肢をあれこれ考えるのが面倒くさいので習慣的にそういっているはずです。

それと同じ衝動で、ゴチャゴチャ考えずに「とりあえず」着手してみる。

最後までやり切るかどうかは、ここでは別問題。

別に完遂なんてしなくてもいいから、とりあえず「はじめる」というラインだけは越える。

気が乗らなかったらすぐやめてもいいのです。でも、少なくともその時点で、すでにあなたは始めています。

やる気が起きないときの必殺技を紹介します。

それは「とりあえず」という言葉を3回繰り返すこと。

ランニングシューズ

たとえば、私は毎朝ランニングすると決めていますが、「今日は外が寒いしランニングをする気が起きない…。」という日も当然あります。

そんな時にはこんな風にしています。

「とりあえず、ウェアに着替えるか」

「とりあえず、ランニングシューズを履くか」

「とりあえず、スタート地点まで行くか」。

このように3回目の「とりあえず」では僕はもう、ランニングコースのスタート地点に立っています。

で、結局「このまま帰るのはアホらしいから」と走ってしまう。

ここまで来ればたいてい走ってしまうのですが、それでもまだランニングをする気にならなければ「とりあえず<」を重ねるようにしています。 「とりあえず、最初の電信柱まで走るか」「とりあえず、次の角まで走るか」「とりあえず、駅まで走るか」。そして気がつくと、いつも通りのコースを走って帰ってきてしまっています。

なかなか始められないという人はこの「とりあえず作戦」をぜひ試してみてください。

その先のことはどうでもいい

イメージする男性

走り始めてからのことは一切考えていません。先々に考えを巡らせることは「面倒臭さ」を増幅させます。そして「面倒臭さ」が増せば「あきらめ」感が生じます。

「今、この場をラクに過ごしたい」という目先の快楽に負けてあきらめた場合、自己嫌悪があとを引いてしまうことになります。

「やっぱり自分は意志が弱い人間だ。何をやってもダメだ」となりかねません。なので、難しく考える必要はありません。

あなたが「とりあえず、生ビール」というのと大して変わりないのです。目先の一つしか見ない。その時点で、次に注文するおつまみのことなどまだ考えていないはずです。

いま必要なのは「行動すること」です。面倒臭い場面を先回りして想像することではありません。たとえどんなに大きな目標を掲げても、最初の一歩が踏み出せなければ意味がありません。

何一つ始めていない状況」が一番自分をイラつかせるのです。違いますか?

その状況を打破するには「行動」あるのみです。一歩でも半歩でもいいから、「とりあえず」動く。

先延ばし対策2:やる気が要らないほど小さな計画を立てる

肩の力が抜けた男

あまりにも大きすぎる計画を立てたり、大きすぎることを一気に実行しようとすると、たいてい良い結果につながりません。計画を立てる段階では期待や想像が膨らんで楽しいのですが、いざ実行の段階になると不安に駆られるようになるのです。

「こんなことが本当にできるんだろうか?」。そう思ったとたん脳にリミッターがかかり、行動にブレーキがかかるのです。

これを回避するカギは意外と簡単で、はりきりすぎないことです。「ものすごい結果を出してやろう!」「大成功して成り上がってやる!」と思うのは良いことです。

でもそれは行動のモチベーションとして持っておき、実際の計画は小さく立てることが大切です。想像の段階で期待が膨らめば膨らむほど、実行の段階で不安が膨らむということがあります。

すぐやる人は肩の力が抜けています。変に気負ったり、余計な力が入ったりしていません。

「すごくやる気のある人」=「すぐやることができる人」ではありません。

むしろ逆で、やる気の出し過ぎは行動を制限することにつながるのです。

僕の必殺技は「仕事はナメてかかる」。これにより自分でハードルを下げています。大げさにとらえていないのでスグとりかかれます。逆に「完璧にやってやる!」などと自分でハードルを上げてしまうと、なかなかとりかかれなくなります。

まとめ

いかがだったでしょうか?あなたの目標に寄与する最初のアクションを少しでも早く起こすこと。

先延ばししないためには一歩目を可能な限り早く踏み出す。これがとても大切です。完璧な準備ができるまで待っていたら、タイミングを逃してしまいます。

あなたのその「決意」や「衝動」は生モノです。賞味期限があることを忘れないでください。決意や衝動は先延ばししているうちに鎮静化していくのです。

買ってきたリンゴがキッチンの隅で忘れ去られて傷んでいくように、決意や衝動も放置しているとそうなります。キッカケを掴んだのに先延ばしにして何もしないうちに、気がつけば「期限切れ」なんてことはよくあることです。

始めるのに、大きな覚悟は要りません。必要なのは「ほんの小さなキッカケ」だけです。

今いる場所からハシゴをほんの1段登っただけでも、見える景色はずいぶんと変わるものです。2段目のことは1段目に登ってから考えればいいのです。とりあえず、1段目に足をかけましょう。

最後にこの記事のポイントをまとめておきましょう。

  1. ものすごくやる気のある人がすぐやれる人ではない
  2. 強すぎるやる気は行動を制限することがある
  3. なかなかとりかかれない時は「とりあえず」を3回繰り返す
  4. 仕事はナメてかかってコツコツ継続

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。