辞めたいけど切り出せない。でもこのままいたら潰れそう。どうにか円満退社する方法は…? 〉〉

小学校教師を辞めたい人が増え続ける理由TOP3とその対策

教室に立つ小学校教師

小学校の教師になると、1人で全ての教科を担当しなければなりません。

ほかにも遠足や運動会などの学校行事を企画したり、保護者との面談をおこなったりと課題が山積みです。

物理的負担が大きいということは、イコール精神的負担が大きいということでもあります。

実際問題、教師という職業は驚くほど高い離職率を叩き出しています。

本記事では、小学校の教師の仕事を辞めたいと思っている方に、多くの小学校教師が抱える「辞めたい理由TOP3」と「辞める前に試してほしい対策」をお伝えします。

小学校教師が辞めたいと思う理由1:労働環境が過酷すぎる

小学校で授業をする教師

小学校教師の給料はとても安く、初任給が10万円を切るというようなことも。にもかかわらず、子供への教育や責任についてはベテラン教員と同等のレベルが求められます。

また、小学校教師の業務は日頃の授業に加え、PTAのお世話、運動会や行事の準備…とやるべきことが多いです。

帰宅後も翌日の授業の準備やテストの採点を行わなければなりません。

さらに、土日は児童が参加している地域のスポーツチームに参加したりと、実質的に休みがほとんどないというのが現状です。

頑張れど残業代の支給もなく…

ここで気になるのが残業代です。一般企業の場合、よほどのブラック企業でない限り、残業をすれば会社から一定の残業代が支給されるのが普通です。

一方、小学校教師の場合は月50時間残業をしても、学校側から残業代が支給されることはありません。

そもそも、教師の時間外労働とプライベートとを明確に分けることは難しく、それゆえ本給に時間外労働分を上乗せする形で支給されるようになっています。

いくら社会保障的には最高ランクの身分とはいえ、現実には小学校教師の待遇はそれほど良くはないようです。これでは辞めたいと思うのも無理はないかもしれません。

今後も小学校教師の仕事を続けていきたいと思っているのであれば、一旦立ち止まって仕事に対するモチベーションを明確にする必要がありそうです。

小学校教師が辞めたいと思う理由2:授業が行なえないほどの学級崩壊

空っぽの教室

新任小学校教師の多くが、

「児童の好奇心を刺激する授業をしたい!」
「いつも笑い声の絶えないるクラスにしたいな」

という期待を胸に着任されることでしょう。

しかし、いざクラスを担当してみると、そんな理想は遠い夢に…

授業中の私語は当たり前。スマホゲームをしたり、勝手に席を離れては歩き回ったり、教室を出たりといったことが日常茶飯事であるという学級崩壊寸前のクラスは全国的にも珍しくないそうです。

問題行動を起こしている児童を注意すると、反省して席に座るどころかクラス全体がさらに盛り上がって騒ぎ出す始末…教師はもうお手上げです。

こうした実態が児童の保護者に知れ渡った場合、待ち構えているのが保護者からのクレームの嵐。

そうなると、教師がクレームに耐え切れなくなるのは時間の問題で、やがて辞めたいという思いに駆られるようになります。

いじめ問題はとくに深刻!

学級崩壊のなかでもとくに厄介なのが、いじめが発生している場合です。

学級崩壊に便乗する形でいじめが発生することもあれば、いじめをきっかけに学級崩壊が起こるという逆のパターンもあります。

いじめが発生した場合には、いじめ加害者としっかり向き合い、適切な対応をとることが重要です。

対応がマズかった場合には、「○○君ばかりにえこひいきしている」とらえられたり、加害児童に舐められたりする可能性があります。

「問題児はたった3人だけだから…」というふうに甘く考えていると、後で痛い目を見ることに。

「たかが3人、されど3人…」、その後学級崩壊は一気に進んでいってしまいます。

初期の段階で、問題行動を起こしている児童としっかり向かい合い、適切な対応をとることが学級崩壊を未然に防ぐ唯一の方法といえるでしょう。

小学校教師が辞めたいと思う理由3:保護者からのクレームが多い

親からのクレーム

ことあるごとに理不尽な要求をしてくるモンスターペアレントは、今や社会問題にもなっています。

たとえば、学芸会で劇をする場合、「自分の子供が主役に抜擢されないのなら、劇に出演させないでくれ」と言ってくるモンスターペアレントがいたりします。

あるいは、水泳の授業では「スクール水着は男性教師の欲情をかき立てるから、スクール水着を廃止するか、水泳の授業をなくすかしろ」といった要求を突きつけたりする保護者もいるようです。

実際、「うなじが欲情を掻き立てるから」という理由でポニーテール禁止になった学校もあるそうですね。

こうしたモンスターペアレントからの要求に頭を悩まし、辞めたいと思ってしまう小学校教師は少なくありません。

傾聴でクレームを回避できることも

モンスターペアレントにさまざまな理不尽な要求を突きつけらたとしても、適切に対応すればじつはそこまで怖くなかったりします。

相手の要求に対していちいち反論するのではなく、大きくうなずきながら相手の話をしっかり聞くことが大切です(傾聴)。

ここでポイントとなるのは「うなずき」です。うなずくことで、相手に話を受け止めているものと理解してもらえ、モンスターペアレントの怒りを鎮めることができます。

ぜひ試してみてください。相手の反応の変化が実感できるはずです。

どの業界でも入社後3年以内に仕事を辞める人は非常に多いですが、なかでもトップの離職率を叩き出している業種が小学校・中学校教諭や塾講師を含む教育・学習支援関連です。

たとえ小学校を変わったとしても、新しい学校に赴任して2年も経たないうちにうつ病を発症し、休職せざるを得なくなることも。

毎日の仕事に嫌気がさして、辞めたいと思っている小学校教師の方も、「辞める前にできることはないか?」と考えてみて欲しいのです。

なりたくてなった教師の仕事。辞めるのはそれからでも遅くはないはずです。

教師が抱える悩みのより詳しい部分についてはこちらの記事をどうぞ。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願っています。